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10月, 2025の投稿を表示しています

マイナンバーカード+運転免許証の一体化手続き

引越しを検討しているので、今のうちに運転免許証をマイナンバーカードに一体化させて住所変更を簡略化しようとしているときの覚書。 環境: 埼玉県川口市 1. マイナンバーカードと運転免許証の一体化手続き マイナンバーカードと運転免許証を一体化する手続きは「免許証の持ち方(保有形態)の変更」という。 参考:  免許証の持ち方(保有形態) - 埼玉県警察 手続き履歴 西川口警察署へ行く。 免許更新と同じ列に並ぶ。 月曜日の12:55に行ったら15人ほど並んでいたので、もう少し早く行って並んだ方が早く帰れそう。 受付端末で「免許証の持ち方(保有形態)の変更」を選択。 最初の画面ではなく「次のページ」にある。 電子マネーで支払い。 (担当の方が作業) 確認と説明を受ける。 30分ほど掛かった。 運転免許証は回収された。 マイナンバーカードだけだと一体化されていることが分からないので、免許情報記録確認書のキリトリ部分をマイナンバーカードと一緒にしておく。 免許情報記録確認書はスキャンしておく。 2. マイナポータルで連携登録 マイナポータルで運転免許証を連携すると住所変更などをオンラインで出来るようになる。 参考:  マイナ免許証との連携 | マイナポータル 免許更新の際のオンライン講習を受講 本籍のオンライン変更の申請 住所変更ワンストップサービス 一体化手続きした翌日以降に連携登録する。 手続き履歴 Microsoft Edgeに拡張機能をインストールしているので、Edgeを使ってマイナポータルへログイン。 運転免許証のメニューから連携登録。 エラーになるのでPC用アプリをインストールして再ログイン。 画面通りに進める。 「マイナ免許証」との連携を開始しましたのメールが届く。 次の免許更新時期は令和10年(2028年)。 ▼ 関連記事 株式会社の代表取締役の住所変更(定款変更) マイナポータルとねんきんネット

CentOS Stream 10(開発環境) + Nginx + HTTP/3 QUIC

CentOS Stream 10の開発環境でNginx + HTTP/3 QUICを試したときの覚書。 Gemini 2.5 Proと対話 環境: CentOS Stream 10 1. ビルドしたNginxをアンインストール 前にビルドしたときはwith-cc-optやwith-ld-optはどうでもいいと思っていたけど、結構大事ということを知ったので、dnf経由でインストールしたNginxのビルドオプションを確認するため、まずは手動ビルドしたNginxをアンインストールする。 仮想マシン環境なのでスナップショットをとっておく。 サービスの停止 # systemctl stop nginx 設定ファイルをバックアップ。 # cp /etc/nginx/nginx.conf /etc/nginx/nginx.conf.old20251017 ビルドしたソースファイルに移動してMakefile確認。 # cd /usr/local/src/nginx-1.28.0/ # less Makefile make uninstallがないので、手動で削除する。 # rm /usr/sbin/nginx ビルドするとnginx.serviceは作成されないのでリネームする。 # mv /etc/systemd/system/nginx.service /etc/systemd/system/nginx.service.bak サービスの再読み込み。 # systemctl daemon-reload 再インストールするので、設定ファイルはそのまま。 2. dnf経由でインストールしてビルドオプション確認 標準リポジトリにあるNginxは1.26.3だったので、nginx公式リポジトリから1.28.0をインストールした。 参考:  nginx: Linux packages # vi /etc/yum.repos.d/nginx.repo [nginx-stable] name=nginx stable repo baseurl=http://nginx.org/packages/centos/$releasever/$basearch/ gpgcheck=1 enabled=1 gpgkey=htt...

CentOS Stream 10にstep-cliをインストールして別サーバーのstep-caで署名

前に開発環境で自前認証局サーバーを構築したので、別のサーバーから証明書署名要求(CSR)を作成して署名したときの覚書。 Gemini 2.5 Proと対話。 環境: CentOS Stream 10, Smallstep CLI 0.28.7 1. step-cliのインストール このサーバーは署名を行わないので、step-cliだけインストール。 公式ドキュメントに従ってインストール。 参考:  Install Step CLI on Any Platform Guide | Smallstep リポジトリを追加。 # cat <<EOT > /etc/yum.repos.d/smallstep.repo [smallstep] name=Smallstep baseurl=https://packages.smallstep.com/stable/fedora/ enabled=1 repo_gpgcheck=0 gpgcheck=1 gpgkey=https://packages.smallstep.com/keys/smallstep-0x889B19391F774443.gpg EOT インストールして確認。 # dnf install step-cli # step-cli --version Smallstep CLI/0.28.7 (linux/arm64) Release Date: 2025-07-14T04:10:42Z 2.認証局クライアントとして設定 認証局サーバー(CAサーバーをインストールしたFreeBSD)でfingerprintの確認。 参考:  開発環境で自前HTTPS(SSL)を構築: FreeBSD14 + step-certificates + step-cli [FreeBSD]# less /usr/local/etc/step/ca/config/defaults.json {         "ca-url": "https://localhost:9000",         "ca-config": "/usr/local/etc/step/ca/config...

FreeBSD14 + Nginx + HTTP/3 QUIC

開発環境でNginxをビルドしてHTTP/3 QUICを試したときの覚書。 Gemini 2.5 Proと対話。 環境: FreeBSD 14.3-RELEASE-p4 1. Nginxをビルド 現在のバージョンとビルドオプションを確認。 見やすく改行付きのコマンド。 # nginx -V 2>&1 | sed 's/ --/\n--/g' nginx version: nginx/1.28.0 built with OpenSSL 3.0.15+quic 3 Sep 2024 TLS SNI support enabled configure arguments: --prefix=/usr/local/etc/nginx --with-cc-opt='-I /usr/local/include' --conf-path=/usr/local/etc/nginx/nginx.conf --sbin-path=/usr/local/sbin/nginx --pid-path=/var/run/nginx.pid --error-log-path=/var/log/nginx/error.log --user=www --group=www --with-compat --with-pcre --with-file-aio --http-client-body-temp-path=/var/tmp/nginx/client_body_temp --http-fastcgi-temp-path=/var/tmp/nginx/fastcgi_temp --http-proxy-temp-path=/var/tmp/nginx/proxy_temp --http-scgi-temp-path=/var/tmp/nginx/scgi_temp --http-uwsgi-temp-path=/var/tmp/nginx/uwsgi_temp --http-log-path=/var/log/nginx/access.log --with-http_v2_module --with-http_v3_module --with-http_gunzip_module --with-http_gzip_static_module --wit...

開発環境で自前HTTPS(SSL)を構築: FreeBSD14 + step-certificates + step-cli

開発環境でSSL通信環境を設定したときの覚書。 Gemini 2.5 Proと対話。 環境: FreeBSD 14.3-RELEASE-p4, Smallstep CLI 0.28.7, nginx 1.28.0 mkcertがpkgになく、step-certificatesとstep-cliをインストールして設定。 1. step-cli(Smallstep CLI)とは? Smallstep CLIはPKI(公開鍵基盤)に関する操作を提供するコマンドラインツール。 参考:  GitHub - smallstep/cli: 🧰 A zero trust swiss army knife for working with X509, OAuth, JWT, OATH OTP, etc. ローカル開発やCI/CDパイプラインでの証明書自動化まで幅広く対応している。 2016年に「開発者がインフラをコードで管理するように、証明書もAPIを通じて自動的に管理できるようにすべきだ」と考え、アメリカでSmallstep社を設立。 現在ではデファクトスタンダード の一つとしての地位を確立。 cli-ca(step-certificates)を利用すればプライベート認証局を無料で構築することが可能。 有料のSmallstep社のサービスを利用すればプライベート認証局を簡単に構築できる。 今までSSL証明書を手動で更新していたものが、簡単に自動更新できるようになった。 Let's Encryptで使われている証明書発行・更新の自動化を自前で実装できる。 2. step-certificates + step-cliをインストールして認証局サーバー起動。 step-cliだけではサーバー証明書に署名できなかったので、step-certificatesもインストールする。 pkg経由でインストール。 # pkg install step-cli step-certificates Following are the defaults for step certificates and can be overridden by rc.conf variables:: * The service is run under user step...

Power AutomateでLocker StudioのレポートをPDF出力まで自動化

毎月生成しているアクセス解析レポートを自動化したときの覚書。 Locker Studio(旧Data Studio)のAPIはGoogle Workspace向けらしい。 参考:  Looker Studio API  |  Integrate and share  |  Google for Developers MicrosoftのPower Automateでブラウザを自動操作する方法でPDF出力までやってみる。 1. Power Automateとは? パソコンでやっている「決まった作業」を、一度ルールを教えるだけで、あとは全部自動でやってくれるRPA(Robotic Process Automation)ツール。 参考:  Microsoft Power Automate – Process Automation プラットフォーム | Microsoft MicrosoftのPower Platformのサービスの一つ。 参考:  AI 搭載ローコード ツール | Microsoft Power Platform デスクトップアプリがあり、GUIで直感的に操作できる。 Windowsユーザーであれば無料版Power Automateデスクトップアプリが使える。 Microsoft 365のユーザーであればクラウド版Power Automate Freeが使える。 2. Power AutomateでLocker Studioを操作 デスクトップ版をMicrosoft Store経由でインストール。 Locker Studioをブラウザで開いて操作するときの注意点。 ChromeやEdgeに拡張機能インストールして有効にする必要がある。 「Webページのリンクをクリック」フロー後に、「待機」フローで1秒~3秒ぐらい待機すると動作が安定する。 GA4のプロパティを選択するのは、URLクエリのparamsを指定すればOK。 Search Consoleはparamsを指定してもうまく表示してくれないので、 Webページのリンクをクリック(データ管理コントロール) → 待機(1秒) → キーの送信(フィルタしたいURL) → キー送信(TabキーとEnterキー) → 待機(3...

医療統計

診療情報管理士の勉強をしているときの覚書。 統計は目標設定が重要。 統計分析は「変数間の関係性」を論理的に検証するために行う。 明確な「目標」があるからこそ、データの中から検証すべき「関係性」が定まる。 そして、その「関係性」を統計的に検証することで、最初の「目標」に対する客観的な答えが得られ、次のアクションへと繋がっていく。 つまり、アクションに繋がらない分析は無価値。 分散と標準偏差 データが「正規分布: N(μ, σ²)」のとき標準偏差で散布度を表す。 平均値:  μ(ミュー) 分散: σ²(シグマの2乗) 標準偏差: σ 分散 σ² 分散はデータが平均値からどれくらい散らばっているかを示す。 平均値からの距離が正と負の場合でも計算できるように、平均値からの距離を2乗してから、それらを平均したものを「分散」と名付けた。 数学上、計算しやすくなったが2乗するため直感的にわかりにくい。 標準偏差 σ 標準偏差は分散の平方根。 分散が直感的にわかりにくいため、元の単位に合わせて分散を平方根したものを「標準偏差」と名付けた。 「標準偏を2乗したものが分散」と言われるとわかりにくい。 分散 → 標準偏差なので「分散を算出し、元のデータに合わせて平方根したものが標準偏差」。 変動係数(CV)= 標準偏差 ÷ 平均 偏差値 = (個々のデータ - 平均) ÷ 標準偏差 × 10 + 50 偏差値は日本と韓国の受験業界でしか使われない。 平均値と中央値と四分位範囲 データのばらつきが比較的小さく、外れ値がない(または無視できる)場合は、平均値を使うのが一般的。 データが正規分布でない場合に、四分位範囲でデータの散布度を表すことが多い。 平均値 μ 全てのデータを「ならした」ときの値。 極端に大きい/小さい値(外れ値)に引っ張られやすい。 中央値 データを大きさ順に並べたときの「ど真ん中」の値。 外れ値の影響を受けにくい。より実感に近い中心を表すことがある。 四分位範囲 データの真ん中50%が、どれくらいの範囲に収まっているかを示す指標。 中央値が「データのど真ん中の点」を示すのに対し、四分位範囲は「データのど真ん中あたりの幅(ばらつき)」を示す。 上下25%の極端なデータは計算から除外するため、外れ値の影響を受けづらい。 「ごく普通の、真ん中あたりの人たちが...