【2021年版】一人社長の年末調整
電子化されたりでやり方が変わっていたので覚書。
環境: 株式会社、埼玉県川口市、社員1名(一人社長)、6年目
1.源泉所得税を申告して納税
まずは1/20までの源泉所得税申告と納税から。
MFクラウド給与で12月分給与を確定。
帳票一覧から所得税徴収高計算書(特納)をダウンロード。
e-Taxの「給与所得・退職所得等の所得税徴収高計算書(納期特例分)」から申告して続けてダイレクト納付する。
2.年末調整
MFクラウド年末調整で作業する
- 年末調整一覧から追加する。
- 作成した年末調整の設定をする
基本設定: 従業員の申告書提出締切日を未来の日付にする(提出期限を過ぎていると入力できない)
インポート: クラウド給与から各種データをインポートする
対象・対象外一覧: 「課税支給額の累計」が表示されているのを確認 - 申告書回収・確認一覧から従業員(自分)に提出依頼をかける=提出依頼済みにする
- ホームに戻り「提出する年末調整があります」から控除申告書を入力
- 申告書回収・確認一覧から「確認済」→「年末調整を確定済み」
- 帳票一覧から下記書類をダウンロード。マイナンバーを印字する。
源泉徴収簿
源泉徴収票
給与支払報告書 - 法定調書合計表から法定調書合計表を再集計→エクスポート
MFクラウド給与の1月給与計算でメニュー → 過不足税額をインポート
3.e-Taxで国税を電子申告
e-Taxで作業する
- 給与所得の源泉徴収票等の法定調書(及び同合計表)の提出 【提出枚数100枚以内】
- 給与所得の源泉徴収票を作成
MFクラウド年末調整の源泉徴収票を参考に入力
個人番号を入力 - 給与所得の源泉徴収票等の法定調書合計表の作成
MFクラウド年末調整の法定調書合計表と同じになるように入力 - 署名して送信
- 受信通知の画面をPDFで印刷して保存
4.eLTAXで市税を電子申告
MFクラウド年末調整で作業
- 給与支払報告書で「総括表の再集計」
- プレビューして総括表をダウンロード。
MFクラウド年末調整でもeLTAXと連携する機能があるようだけれど、電子証明書を取得するのに手数料が掛かるようなので止めた。
CSVだけでなく個別入力も出来るようになったようなので、今後のためにeLTAXでやってみた。
公式マニュアルを参考に。
PCdesk(eLTAX)で行った作業
- 利用者情報に関する手続き → 提出先・手続き変更。
「提出先編集」→ 提出先・手続き情報追加。
「個人都道府県民税・市区町村民税(特徴)」で検索。
既に追加済みだった。 - トップに戻り、申告に関する手続き → 申告データの作成。
次へ → 個人住民税 → 給与支払報告書にチェックして次へ。 - MFクラウド年末調整でダウンロードした給与支払報告書を見ながら入力。
コピー&ペーストする。
納入書の送付は「必要」。
特別徴収税額通知受取情報は電子データで受け取る(正本のみ) - 手入力による作成 → 新規
支払い年を入力。
既にe-Taxで提出済みなので、源泉徴収票の事前提出の有無をチェック - 作成区分を「地方税」に変更。
MFクラウド年末調整でダウンロードした給与支払報告書を見ながら入力。
給与支払報告書の印字されているところだけ入力。 - 申告データ表示
- マイナンバーカードで署名して送信。
データは残した。
給与支払報告書は郵送した方が早い。
税金5億円以上を投入されたと知っているとeLTAXにはいろいろ言いたくなる。
税金5億円以上を投入されたと知っているとeLTAXにはいろいろ言いたくなる。