macOS Ventura 13.0.1からmacOS Monterey 12.6.1へダウングレード

macOS Ventura 13.0.1にアップグレードしたら仮想マシン上のsamba共有のネットワークが遅すぎて仕事にならないので、一つ前のmacOS Montereyをクリーンインストールしてみたときの覚書。

環境: Mac mini(2018) Core i7 3.2 GHz, VMware Fusion 13.0.0, Parallels Desktop 18.1.0

ちなみにVMware FusionとParallels Desktopの最新版で試してみてもほぼ同じ現象。
(Parallels Desktopの方が幾分ましだった)

結局、データを残したままダウングレードは出来ない。
ディスクユーティリティで削除したあと再インストールする。

あとsamba共有ネットワークが遅いのはmacOSのネットワーク設定でIPv6を「Link-local only」で無効にすると直るかもしれない。


1.バックアップする

このMacは仮想マシンの母艦としてしか使ってないので、外部ストレージに仮想マシンファイルをコピーする。


2.macOSをダウンロードして起動可能なUSBメディア作成

下記公式サイトに従う。

Mac上のSafariでApple公式サイトへアクセスしてダウンロード。

macOS Monterey 12.6.1を選択。

最新のmacOSからダウングレードできない旨のメッセージが表示されるけどQuitする。
(ダウンロードされている。)

Terminalでインストールメディア作成コマンドを叩く(SSH経由ではダメ)。
% sudo /Applications/Install\ macOS\ Monterey.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/USB32GB/

一旦USBを抜く。

その他やったこと

  • 設定 → AppleIDのサインアウト


3.USBメディアからの起動を許可する

シャットダウン。
起動してすぐ「Command(Windowsキー) + r」を長押ししてmacOS復旧画面を立ち上げる。

メニューバーのUtilities → Startup Security Utility

  • セキュリティなし
  • 外部メディアまたはリムーバブルメディアからの起動を許可

シャットダウン。


4.USBメディアからmacOSを再インストール

USBインストールメディアを接続。
起動してすぐ「Alt」キーを長押し。

。。。USB起動メディアが選択肢として出てこない。。。

諦めて工場出荷状態へ戻すことにした。


5.初期macOSを再インストール

起動時に「shift + option(Alt) + command(Windows) + R」で起動してみる。

macOS Catalinaのインストールが始まり、ここでdiskが選択できず、diskを初期化しないと再インストールできないことに気付く。


6.ディスクユーティリティで削除して再インストール

  1. 「Windows + R」でmacOS復旧画面を起動して、Disk UtilityでMacintosh HDをEraseする。
  2. 再起動。
  3. macOS Montereyのインストール画面になる。
    たぶんUSBメモリが刺さったままだったから。
  4. (40分ぐらい掛かる)
  5. 再インストール完了。
  6. Sharing設定: Computer Name(NetBIOS)変更, Screen Sharing, File Sharing
  7. VPNでmacOSに接続
  8. System Preferences -> Network -> Advanced... -> Configure IPv6: Link-local only
  9. 再起動

samba共有が快適に戻った。
今思えばmacOS VenturaでもIPv6を無効にすればよかっただけかもしれない。


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