FreeBSD13.1の仮想マシンをインストールして初期設定
FreeBSDを試したくなってインストールしてみたときの覚書。
環境: VMware Fusion 13.0.1
1.FreeBSD13.1をインストール
公式サイトから「FreeBSD-13.1-RELEASE-amd64-disc1.iso」をダウンロードして、VMware Fusionで仮想マシンを作成。
ネットワークをBridgeにして仮想マシン起動。
インストールする機能でportsを選択。
インストール後、IPアドレス確認。
# ifconfig
sshからrootでログインできるようにsshdの設定変更
# less /etc/ssh/sshd_config
PermitRootLogin yes
PasswordAuthentication yes
sshdを再起動。
# /etc/rc.d/sshd restart
Windowsからログインする。
# ssh root@192.168.10.100
FreeBSDをアップデート。
# freebsd-update fetch
# freebsd-update install
パッケージマネージャをアップデート。
# pkg update
# pkg upgrade
タイムゾーンを設定。
# bsdconfig
2.Bashをインストール
デフォルトのcshが使いにくいので慣れているbashをインストールする。
# pkg search bash
# pkg install bash bash-completion
画面の指示通りにする。
# vi .bash_profile
[[ $PS1 && -f /usr/local/share/bash-completion/bash_completion.sh ]] && \source /usr/local/share/bash-completion/bash_completion.sh
bashに切り替え。
# bash
デフォルトをBashにする。
# chsh -s /usr/local/bin/bash
別コンソールでログインして確認。
3.gitをインストール
よく使うgitはインストールしておく。# pkg search git
# pkg install git
python39もインストールされた。バージョン確認。
# git --version
git version 2.39.2
Global設定しておく。
# git config --global user.name "Daiki"
# git config --global user.email "suganuma@company.co.jp"
4.vimをインストール
CentOSと違って古いviのままなので、vimをインストールする。
# pkg install vim
デフォルトのエディタをviからvimに変更する。
# less .bash_profile
export EDITOR="/usr/local/bin/vim"
再読み込みして確認。
# source .bash_profile
# printenv
vimの設定ファイルvimrcの場所を確認。
# vim --version
デフォルトで/usr/local/share/vim/vim91/defaults.vimが読み込まれている。
追加のvim設定ファイルを作成する。
# cd
# vim .vimrc
" デフォルト設定: /usr/local/share/vim/vim91/defaults.vim" バックスペースで削除set backspace=indent,eol,start" 行番号表示set number" ステータスバーを常に表示set laststatus=2" 構文ハイライトsyntax on" Escの2回押しでハイライト消去nnoremap <Esc><Esc> :nohlsearch<CR><ESC>" インクリメンタルサーチset incsearch" 大文字小文字を区別しない" 検索文字に大文字を含んでいたら区別する。set ignorecase smartcase" ハイライト検索set hlsearch" マウスの設定を取り消すset mouse-=a
vim設定ファイルを読み込む。
(vimを起動してコマンドを実行して終了する)
# vim -c ':source ~/.vimrc | quit'
特定のvim設定変数を確認。
# vim -c ':verbose set syntax? | quit'
5.sambaをインストール
Windowsとファイル共有するためにsambaをインストール。
samba4.16はデフォルトでSMB 1.0が無効になっている。
# pkg search samba
# pkg install samba416
* Your configuration is: /usr/local/etc/smb4.conf* All the relevant databases are under: /var/db/samba4* All the logs are under: /var/log/samba4* Provisioning script is: /usr/local/bin/samba-tool
設定ファイルを確認。
# ls /usr/local/etc/
smb4.confがない。。。
起動スクリプトを見てみる。
# less /usr/local/etc/rc.d/samba_server
自動起動するために登録する。
# less /etc/rc.conf
samba_server_enable=YES
serviceコマンドがあるのを忘れてた。
# service samba_server enable
設定ファイルを作る。
# vi /usr/local/etc/smb4.conf
[global]workgroup = VMsecurity = userpassdb backend = tdbsamload printers = Noserver string = Samba %vnetbios name = vm-dev2guest ok = Nomap to guest = Never
設定ファイルのチェック。
# testparm
共有フォルダを作成。
# mkdir /home
# mkdir /home/httpd
# chown node:www /home/httpd
ユーザー「node」を作成。
# adduser
「www」グループに追加する。
# pw group show -a
# pw group mod www -m node
# id node
既存ユーザー「node」をsambaユーザーとして追加する。
# smbpasswd -a node
ユーザー一覧を確認。
# pdbedit -L
sambaサーバーを起動。# /usr/local/etc/rc.d/samba_server start
# service samba_server start
windowsからNetBIOS名でpingして確認。
C> ping vm-dev2
再起動して自動起動するか確認。
# reboot
設定ファイルに共有フォルダを追記。
# less /usr/local/etc/smb4.conf
[httpd]comment = httpdpath = /home/httpdbrowseable = yeswritable = yes
sambaサーバー再起動。# /usr/local/etc/rc.d/samba_server restart
# service samba_server restart
Windowsから共有フォルダにアクセスして書き込めるか確認。
sambaサーバー側でアクセス中のユーザーを確認。
# smbstatus
FreeBSDでシャットダウンするには-hでなくて-p。
# shutdown -p now