感染症及び寄生虫症5

診療情報管理士の勉強をしているときの覚書。


[B15-B17] 急性ウイルス性肝炎

ウイルスが原因の肝臓の炎症性疾患。
参考: ウイルス性肝炎 - Wikipedia

肝臓はヒトにおいては最大の内臓であり、体内維持に必須の機能も多く、特に生体の内部環境の維持に大きな役割を果たしている。
参考: 肝臓 - Wikipedia


[B15] 急性A型肝炎

A型肝炎ウイルス(HAV)が原因のウイルス性肝炎。
多くは一過性の急性肝炎症状で終わり、治癒後は強い免疫を獲得する。
四類感染症。
参考: A型肝炎 - Wikipedia

感染経路はカキを中心にした飲食物。


[B16] 急性B型肝炎

B型肝炎ウイルス (HBV) に感染することで発症するウイルス性肝炎。
血液や体液の飛沫を介して感染する。
感染力はヒト免疫不全ウイルス(HIV)より強いとされる。
約95%は自然治癒する。
参考: B型肝炎 - Wikipedia

現在の主な感染経路は性交渉による水平感染が多い。

平成28年(2016年)10月からB型肝炎ワクチンを定期接種化。


[B17] 急性C型肝炎

C型肝炎ウイルス(HCV)に感染することで発症するウイルス性肝炎。
HCVは血液が主な感染経路。
B型肝炎より感染力は弱い。
症状が軽いことから気付かない場合が多い。
参考: C型肝炎 - Wikipedia

母子感染や性行為での感染はほとんどない。

C型肝炎は
ウイルス感染→慢性肝炎→ 肝硬変→肝がん
まで長年かけて進行する場合がある。
肝がんの原因の65%がC型肝炎。

現在は輸血の安全性は確保されている。
薬により95%以上の人でC型肝炎ウイルスを体内からなくすことが可能になった。

厚生労働省は肝炎総合対策を推進している。
参考: 肝炎総合対策の推進|厚生労働省


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