感染症及び寄生虫症1
診療情報管理士の勉強をしているときの覚書。
感染と感染症
- 感染とは?・・・微生物がヒトの体内に侵入、定着し増殖可能な状態となったこと。
- 感染症とは?・・・部分的または全身的に病的状態(発病)を呈したこと。
- 感染症成立の5段階:存在、侵入、定着、増殖、臓器障害
- 不顕性感染(ふけんせいかんせん)・・・感染しても臨床症状が現れない状態。
無症状感染と言う場合もある
参考: 不顕性感染 - Wikipedia
- 原核生物・・・核や他の膜結合細胞小器官を持たない単細胞生物である。
参考: 原核生物 - Wikipedia - 真核生物・・・細胞の中に核膜に包まれた核を持つ生物である。
すべての動物、植物、菌類、そして多くの単細胞生物は真核生物である。
参考: 真核生物 - Wikipedia - ウイルス・・・極微小な感染性の構造体で、タンパク質の殻とその内部に入っている核酸からなる。
増殖に必要なエネルギーを作り出す仕組みを持たないため、動植物の細胞に感染し、細胞内のリボソームなどを利用して増殖する。
生物かどうかについて議論がある。
参考: ウイルス - Wikipedia
- 球菌・・・形状が球形を示す原核生物。
参考: 球菌 - Wikipedia - 桿菌(かんきん)・・・形状が細長い棒状の原核生物。
多い球菌と比べて、桿菌は形状も大きさもバリエーションに富んでいる。
参考: 桿菌 - Wikipedia
生の細菌は光学顕微鏡でも見えにくいので色素で染めて観察する。
グラム染色法・・・染色によって紫色に染まるものをグラム陽性、紫色に染まらず赤く見えるものをグラム陰性という。
この染色性の違いは細胞壁の構造の違いによる。
グラム陰性菌は、一般的な傾向としては相対的に病原性が高い。
参考: グラム染色 - Wikipedia
寄生虫・・・真核生物。
単細胞を原虫(顕微鏡でしか見えない)。
多細胞をぜん虫(肉眼で見える)。
参考: 寄生虫 - Wikipedia
感染症の診断方法
- 病歴(いつどこでどのように)から病原微生物を推理する。
- 局所症状による部位診断する。
呼吸器感染症/神経系感染症/腸管感染症 - 細菌感染は白血球が増える
ウイルス感染はリンパ球が増える。 - 感染症の診断は体液や組織から病原微生物を検出することが急務。
用語
- 保菌者(carrier、キャリア)
- 媒介動物(vector、ベクター)
- 不顕性感染(ふけんせいかんせん)・・・症状を示さない感染(無症状感染)
- 垂直感染・・・母体から胎児への感染。
- 人獣共通感染症(Zoonosis、ズーノーシス)・・・人と動物の両方に感染する感染症。
予防が難しい。例)狂犬病
参考: 人獣共通感染症 - Wikipedia - 日和見感染・・・健康な動物では感染症を起こさない病原体。
参考: 日和見感染 - Wikipedia
三大感染症
- ヒト免疫不全ウイルス感染症(HIV)/後天性免疫不全症候群(AIDS)
参考: ヒト免疫不全ウイルス - Wikipedia - 結核
- マラリア・・・蚊が終宿主。人は中間宿主。
参考: マラリア - Wikipedia
感染症類型
一類~五類
参考: 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律 - Wikipedia
日本では一類感染症の報告は過去一例もない。