全文検索エンジン「Elasticsearch」とは?特徴と使いどころ
前にparsedmarcをインストールしたときに登場したElasticsearch。
その時はとりあえずインストールしてみたけど、改めて調査したときの覚書。
1.Elasticsearchとは?
Elastic社が開発しているJava製の全文検索エンジン。
独自ライセンス。
配布パッケージ(yumやdnf経由)を利用する場合は無料で利用できる。
ソースコードを改変する場合は公式サイトをよく読む必要がある。
参考: 2021年のライセンス変更に関するFAQ | Elastic
検索エンジンでは一番人気らしい。
Elastic社はデータを可視化するソリューションを提供している。
またElasticsearchの商用サポートを提供している。
有料のElastic Cloudでサーバー保守管理をElastic社に任せて、最新のElasticsearchを利用できる。
2.Elasticsearchの特徴
- 検索が高速。
- データのインデックス化と検索がほぼリアルタイム。
- クラスタ化してデータを分散して保持可能。
- データの格納や検索クエリはJSON形式。
- プラグインで拡張可能。
3.Elasticsearchの使いどころ
用途
- ホームページ(WordPress)のサイト内検索。
WordPressであれば公式プラグインがある。
参考: Elastic Site Search:Wordpress検索プラグイン | Elastic Blog - DMARCレポート情報の表示。
- Logstashを用いたサーバーのアクセスログの分析。
- SIEM(Security Information and Event Management)などのセキュリティログの分析。
- 大規模データのデータ分析。
Elastic Cloudを使いたいけれど月額95ドル(14,000円)は結構高い。
参考: オフィシャルのElasticsearch料金:Elastic Cloud、マネージドのElasticsearch | Elastic
まずは無料のパッケージ版を自サーバーにインストールして試すのが良さそう。