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6月, 2020の投稿を表示しています

fatal: parameter inet_interfaces: no local interface found for ::1

さくらVPS上のCentOS8でPostfixをインストールしたときの覚書。 環境: CentOS 8.2, postfix 3.3.1 Postfixをインストール後起動しようとすると下記エラー postfix[3635]: fatal: parameter inet_interfaces: no local interface found for ::1 systemd[1]: postfix.service: Control process exited, code=exited status=1 systemd[1]: postfix.service: Failed with result 'exit-code'. systemd[1]: Failed to start Postfix Mail Transport Agent. さくらVPSはデフォルトでIPv6が無効になっている。 IPv6有効化手順(CentOS 8) | さくらのVPSニュース 設定確認 # less /etc/sysctl.conf 今のところIPv6は必要ないので、hostsファイルをコメントアウト # less /etc/hosts 127.0.0.1   localhost localhost.localdomain localhost4 localhost4.localdomain4 #::1         localhost localhost.localdomain localhost6 localhost6.localdomain6 postfixを起動して確認。自動起動ON # systemctl start postfix # systemctl status postfix # systemctl enable postfix mailコマンドで確認(ない場合は「dnf install mailx」でインストール) # mail hoge@gmail.com メールログ確認 # less /var/log/maillog 【関連記事】 【CentOS8】さくらVPSサーバーの初期設定 2020年版 CentOS7 + Nginx + PHP7 + MariaDB + Node.jsの環境を構築する手順まとめ

Windows10のXbox Game Barをマルチディスプレイ環境で使う

操作説明動画を作るためにWindows10の録画する機能を使ったときの覚書。 環境: Windows 10 Pro 1909 Windows10にはデフォルトで「Xbox Game Bar」という録画するアプリがインストールされている。 Winキー+Gで起動できる。 これをマルチディスプレイ環境のセカンダリーディスプレイで起動するには、セカンダリーディスプレイのアプリにフォーカスしておいてから「Winキー+G」を押す。 Xbox Game Barが起動してからだと録画するディスプレイを選択できない。 別のWindowsノートPCに環境を構築して(仮想マシンでもいい)、リモートデスクトップで接続して録画すると、右クリックしたときにいろんなアプリが出てこなくて綺麗な操作説明動画が録れる。

Subversionのウェブ管理ツールUSVNをインストール

Subversionをウェブで管理できるPHP製のUSVNをインストールしたときの覚書。 USVNを使うとリポジトリ作成、ユーザー/グループ管理、フォルダごとの権限設定をウェブ管理画面から行うことができる。 環境: CentOS 8.1, Apache 2.4.37, PHP 7.3.5, USVN 1.0.9 1. PHP7をインストール phpのモジュール一覧 # dnf module list php php7.3をインストール # dnf module install php:7.3/common その他のPHPモジュールをインストール # dnf install php-mysqlnd php-gd CentOS8からはApacheのモジュールではなくphp-fpmをデフォルトで使用するようになった。 起動、自動起動ON、確認 # systemctl start php-fpm # systemctl enable php-fpm # systemctl list-unit-files -t service | grep php-fpm # php --version 実行ユーザーがapacheになっているか確認 # less /etc/php-fpm.d/www.conf php.confを確認 # less /etc/httpd/conf.d/php.conf Apacheの再読み込み # apachectl configtest # systemctl reload httpd 確認用phpファイルを作成 # vi /var/www/html/index.php <?php phpinfo(); ブラウザでIPアドレスを入力して表示されるか確認。 ポートを開けるのを忘れずに。 2.MariaDBとphpMyAdminをインストール 前とほぼ一緒なので省略 CentOS8 + Nginx + PHP + MariaDB + Node.js + Certbotの環境を構築する手順まとめ 3.USVNをインストール USVN(User-friendly SVN)を使うとsvnadminコマンドを使わずにリポジトリ作成やユーザー管理などが行える。 GitHub上のドキュメントを参考にインストールする。 GitHub | usvn/usvn: Manag

UpCloudのVPSを試してみた

SubversionのホストにいいVPSサービスを探しているときの覚書。 UpCloud がスペックを柔軟に変更できて、コストパフォーマンスも良さそう。 使ってみた感想など FREE TRIALの間は容量25GBの最低プランのVPS1つしか作れない FREE TRIALから抜け出すためには金額をチャージする必要がある UpCloudはチャージした金額から消化される仕組み ストレージ容量を増やすと月額金額が思ったより高い ということで、さくらVPSの方がコストパフォーマンスがいいことが分かった。 ちなみにカゴヤVPSのOpenVZはsystemdの変更に対応してくれないので除外。 そもそもカゴヤVPSからの乗り換え先を探している。 【関連記事】 コストパフォーマンスがいいVPSを探す。回線速度を測定 CentOS8 + Nginx + PHP + MariaDB + Node.js + Certbotの環境を構築する手順まとめ カゴヤ・クラウドVPS(CentOS)の初期設定

CentOS8からはOpenLDAPでなくて389-directory-server

CentOS8でopenldap-serversがなかったので検索したときの覚書。 環境:  CentOS8.1 OpenLDAPサーバーは非推奨になった。 下記記事が詳しい。 OpenLDAPサーバーがRHEL8/CentOS8のリポジトリから無くなったので対策検討 - Qiita 代替サーバーとして389-directory-server 389 Directory Server - Main Page 特徴とOpenLDAPとの違いは下記サイトが分かりやすい オープンソースの認証サーバ / 389 Directory Serverとは 389はLDAPが使用するポート番号に由来。 モジュール一覧を表示してみる。 # dnf module list OpenLDAPでユーザー管理しようと思ったけど、もう少し考えてみる。  【関連記事】 【CentOS8】さくらVPSサーバーの初期設定 2020年版 CentOS + Subversion + LDAP + ApacheをInstallして設定

【CentOS8】さくらVPSサーバーの初期設定 2020年版

さくらのVPSをレンタルして設定したときの覚書。 サーバー環境: CentOS 8.1, OpenSSH_7.4p1, OpenSSL 1.0.2k-fips クライアント環境: Windows 10, TeraTerm 4.95 1.OSインストール 「標準OS」をインストール。 カスタムOSで最小構成にしようとしたけどエラーになったのでやめた。 起動サービス確認 # systemctl list-unit-files -t service ファイアウォールはコンソールから設定できるパケットフィルタを使い、VPS上でポート制御は行わない。 ホスト名変更 # hostnamectl set-hostname server01.dksg.co.jp # hostnamectl status SELinux確認 # getenforce EPELリポジトリ追加 # dnf install epel-release 2.SSHの鍵認証 SSHのバージョン確認 # ssh -V OpenSSH_7.4p1, OpenSSL 1.0.2k-fips  26 Jan 2017 SSHでアクセスするときに鍵認証する。 公開鍵と秘密鍵の生成。 # ssh-keygen パスフレーズはなし。 確認 # ssh-keygen -l 3072 SHA256 RSA 3072bitで生成されている。 sshdの設定変更。パスワードによる認証を無効化。  # less /etc/ssh/sshd_config PubkeyAuthentication yes PasswordAuthentication no AuthorizedKeysFileの名前に公開鍵を変更する。 # cd .ssh/ # mv id_rsa.pub authorized_keys 秘密鍵をアクセスするWindowsマシン側にコピーする。 一応名前を変えておく。 # less id_rsa # mv id_rsa id_rsa.sshd sshd再起動。今接続しているsshのセッションは切れないので大丈夫。 # systemctl restart sshd TeraTermのパスワード認証でアクセスできないことを確認。 TeraTermで秘密鍵を指定してアクセスしてみる。 エラー read error SSH2 pr