今まではネットワークを構築するときにIPv6を無効/無視していた。 しかし今後はIPv6も考慮してネットワークを構築する必要があると感じたので、勉強し直したときの覚書。 IPv6(Internet Protocol Version 6)とは インターネットに接続する端末の場所(住所)を特定するためのプロトコル。 IPv4のIPアドレスが枯渇する問題で後継のIPv6への移行が推奨されている。 IPv6は事実上無限のIPアドレスを割り当てることができる。 Internet Protocol - Wikipedia IPv6 - Wikipedia ISPのIPv6対応について|一般社団法人日本インターネットプロバイダー協会 IPv4とIPv6の違い IPv4とIPv6に互換性がないため機器やアプリで対応が必要になる。 主な違いのまとめ IPv6は機器全てにグローバルなIPアドレスを付与することが可能 → DHCP, NAT(Network Address Translation)が不要 → IPアドレス自体にサブネットマスクの性質が組み込まれている IPv6のネットワークセキュリティはパケットフィルタを使う → IPv4のときはルーターを介せばひとまず安心だったのが通用しない IPv6だから速いわけではない → 経路途中のゲートウェイ(プロバイダやイントラネット)でアドレス変換しないだけ。回線が同じであれば帯域の影響を受ける IPv6はマルチキャストに対応 → IPアドレス自体にマルチキャストのアドレスタイプを指定するため、送信する側は一回データ送信すれば、途中経路のルーターが複数端末に配信してくれる IPv6に対応した通信をするために必要なこと 下記どれか一つでも対応していなければIPv6通信できない。 ISP(インターネットプロバイダ)のIPv6対応 → IPoEでの接続。参考: IPoEとは? | NTTコミュニケーションズ 法人のお客さま ルーターのIPv6対応 → 管理画面でグローバルLAN側のIPv6アドレスを取得できていればOK OSのIPv6対応 アプリケーションソフトのIPv6対応 サービス配信側(ウェブサイトなど)DNSのAAAAレコード設定 サービス配信側(ウェブサイトなど)サーバーのIPv6対応 現在に通信がIPv6対応しているかは、「IPv6