一般的なモニターをキャリブレーションする方法

ハードウェア・キャリブレーションに対応していないモニターをソフトウェアキャリブレーションしたときの覚書。

環境: Windows 10, NVIDIA Quadro P1000, X-rite i1Display Pro, i1Profiler v3.5.0

使用モニター一覧


今回購入したのはJAPANNEXTのモニター。


ソフトウェア・キャリブレーションはグラフィックボードの出力自体を調整する。
参考: ソフトウェア・キャリブレーションとハードウェア・キャリブレーションの違い | EIZO株式会社


ソフトウェアキャリブレーション手順

i1Display Proを購入済みなので、i1Profilerをダウンロードしてインストール。
参考: i1Display Proキャリブレーション; X-Rite [トレーニング&サポート]→[i1Profiler (i1Publish) v3.x.0]

  1. i1Profilerを起動
  2. i1Display Proを接続
  3. ADCは有効にせず「測定を開始」
    参考: Apple Display Connector - Wikipedia
  4. なぜかモニターのOSDメニューから明るさやコントラストが変更できないため、そのまま次へ。
    JAPANNEXTのサポートに問い合わせして、画質調整 → HDRをOFFにするとマニュアルで明るさ調整が可能になることが分かった。
  5. プロファイルを保存。
    「指定された画像をロード中にエラーが発生しました。画像に埋め込みプロファイルがあり、8-bit画像であることを確認してください。」とエラーメッセージが表示された。
  6. プロファイル後は赤っぽくなる。モニター再起動。
    再起動後は綺麗に表示されている。
  7. Windowsの設定 → ディスプレイでカラープロファイルが適用されているか確認。

「ディスプレイの詳細設定」からビットの深度が10ビットになっているのを確認できる。
アダプターのプロパティを表示して、「色の管理」からプロファイルの切り替えができる。


画質調整 → HDRをOFFにしてキャリブレーションしたけど、結局、OSDからリセットしてデフォルトの設定で運用することにした。
メインディスプレイではないので「多数のユーザーのディスプレイではこんな風に表示されている」という確認用としてポジティブに考えることにした。


その他参考サイト



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