セミナー時にリアルタイムでコメントを見える化するシステムをAIで作る

セミナーイベントを企画しているときに「講師への質問などをリアルタイムで表示するシステムがあったら面白い」という意見があったときの覚書。

Gemini 3.0 Pro Previewと対話。



1.商用サービス調査

商用サービスはプレゼン資料と同じディスプレイに出したりと高機能。


2.無料で自作する

Google FormとGoogle Sheetsを利用すれば無料で作れそうだと思い、実際に作ってみた。
ほぼGemini先生が作っている。
最初はエラーがあったけど対話しながらブラッシュアップした。

セミナー会場での運用

  • 講師のプレゼン資料のディスプレイとは別のディスプレイに表示。
  • 会場ではQRコードを配布。
  • 最初の案内で説明とテスト送信してもらう。

スクリーンショット


機能一覧

  • 文字を入力し送信すると一覧に表示(上限:140文字)。
  • 3秒ごとに自動更新。
  • データはGoogle Sheetsに保存。
  • 匿名で誰でも投稿可能。


作成手順

  1. Google Formを新規作成し、質問を1つ(例:「コメント」)だけ作成。
  2. 「回答」タブから「スプレッドシートにリンク」をクリックし、回答用のスプレッドシートを作成。
  3. 作成されたスプレッドシートを開き、メニューの 「拡張機能」 > 「Apps Script」 をクリック。
  4. コードエディタが開くので、もともと入っているコードを消して、サーバー用コード.gsを記述。
    コード.gs: Gist
  5. 「ファイル」の横の「+」アイコン > 「HTML」を選択し、ファイル名を Index。
    Index.html: Gist
  6. Apps Script画面右上の 「デプロイ」 > 「新しいデプロイ」
    「種類の選択」の歯車アイコン > 「ウェブアプリ」 
    設定:次のユーザーとして実行:自分
    設定:アクセスできるユーザー:全員
  7. 「デプロイ」ボタンをクリック。
    初回は「安全ではないページ(詳細)」→「(スクリプト名)に移動」をクリックして許可。
  8. 発行された 「ウェブアプリのURL」 をコピーしてブラウザで表示して動作確認。
  9. 更新するときは「デプロイ」> 「デプロイの管理」> 鉛筆アイコンクリック > 「新バージョン」を選択 > 「デプロイ」
    URLは変わらない。


改良していく中で入力フォームと閲覧HTMLを一緒にしたので、Google Formを作成しなくても投稿可能。

短縮URLにすればQRコードのバージョン1(サイズ:21x21、最大文字数:41桁)に収まるのでチラシなどに利用しやすい。
参考: QRコード - Wikipedia


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