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日本国外からのPOSTを拒否するNginx設定

自動でPOSTするスパムボットの対象になってしまったので対応したときの覚書。 WEBサーバーは海外からのアクセスのうちPOSTだけ拒否する方針でその方法を調査。 環境: CentOS Stream 9, Nginx 1.20.1 既に日本のIPアドレスの一覧はファイル化してある。 参考:  nginxで国単位のIPアドレス制限 1. limit_except でHTTPメソッド制限 limit_exceptディレクティブ(directive=指示を与えるための要素)を使用すると、指定したHTTPメソッド以外のリクエストに対してアクセス制御ルールを適用できる。 参考:  Module ngx_http_core_module Nginxのconf設定に追記する。 location / {     ...     # Deny POST method     limit_except GET {         # Include the list of Japanese IP addresses.         # If the client's IP/CIDR matches an entry in this list, access is allowed.         include conf.d/include/allow/JP.inc;         deny all;     }    ... } Nginx再読み込み。 # nginx -t # systemctl reload nginx この手法のデメリットはIPアドレスの一覧をメンテナンスしないといけないこと。 geoモジュールも検討したけど、Nginxをコンパイルしないといけないので諦めた(パッケージマネージャーの利便性を失いたくない)。 2. 国外からPOSTして動作確認 まず思いついたのはCloud Shellを使う方法。 参考:  SSHクライアントとしてのCloud Shell Cloud ...

産婦人科・周産期の基礎、妊娠1・2、分娩1・2

 診療情報管理士の勉強をしているときの覚書。 卵胞ホルモン(エストロゲン) 主に女性ホルモンと呼ばれる。 卵胞(卵巣内で造られる卵細胞表面の細胞の集合体)から分泌される。 エストロゲンの分泌量は卵胞の発達とともに増加していくため、月経期の後、排卵期が近づくにつれて、血液中のエストロゲン濃度は上昇し、排卵時にピークに達する。 参考:  エストロゲン - Wikipedia 参考:  卵巣 - Wikipedia 黄体ホルモン(プロゲステロン) 思春期・成人女性では、卵巣の黄体から分泌されるが、妊娠時には、妊娠中期以降になると、胎盤からも分泌される。 女性の体、特に子宮を妊娠の準備をするように変化させ、月経周期を決めて、もし妊娠が起こった場合には、出産までの間、妊娠を維持させる役目を果たす。 参考:  プロゲステロン - Wikipedia 月経 性成熟したヒトの女性において、子宮内膜(子宮壁の最内層)が周期的に剥離・脱落する際に生じる生理的出血。 28日周期で起こり、正常月経周期は25日から38日。 参考:  月経 - Wikipedia 卵胞期: 卵巣内で下垂体前葉が分泌する卵胞刺激ホルモン(FSH)の影響で卵胞が成長し、子宮内膜が厚くなる。 排卵期 :   卵胞ホルモン濃度が最大値となり 排卵(卵子の放出)が起こる。 黄体ホルモン値も上昇を始め、下垂体から分泌される黄体形成ホルモンが通常36 - 48時間に渡り大量に放出される黄体形成ホルモンサージ(LHサージ)が起きる。 黄体ホルモンは子宮内膜に柔らかく厚みのある状態にし、受精卵が着床しやすいように子宮内環境を整える作用がある。 黄体期 :  平均14日間活動を維持する。やがて黄体ホルモンと卵胞ホルモンなどの分泌が低下し、子宮内膜が脱落する。 排卵までの時間で月経周期が決まる。 黄体期はほぼ一定。 妊娠週数 最終月経初日を0日目として、満日数または満週数で表す。 40週0日を標準的な妊娠期間として分娩予定日とする。 妊娠初期(妊娠9週~12週未満)に超音波検査で頭殿長(CRL)を計測するのが最も信頼できる分娩予定日。 参考:  妊娠 - Wikipedia 流産: 妊娠22週未満。胎児が子宮外に出...

法人税の予定申告(中間申告)

法人市民税の予定申告書および納付書が3月末に送られてきて「なんで?」と思って調査したときの覚書。 環境: 株式会社、9月末決算。 法人税の予定申告(中間申告)とは? Gemini 2.5 Proによる回答。 法人市民税は、通常、事業年度が終わった後に確定申告をして納税します。 しかし、ある程度の規模の法人については、事業年度の途中で、その年度の法人市民税の一部をあらかじめ納付する必要があります。 これが「中間申告」または「予定申告」と呼ばれる制度です。 まとめ 法人市民税の中間申告・予定申告は、 税金の前払い制度 です。 前年度の 法人税割額が20万円を超える法人 が対象。 事業年度開始から8ヶ月以内 (9月末決算なので5月末まで)に申告・納付します。 申告方法は「予定申告(原則)」と「仮決算による中間申告(業績悪化時などに有利)」の2種類。 法人市民税の他に法人税(国税)、法人県民税も予定申告が必要。 法人税(国税)をe-Taxで納付 e-Taxにログイン。 5月1日「法人税及び地方法人税の予定申告について」のお知らせが届いているのを開く。 納付すべき法人税額を確認。 下の「納付情報登録依頼の参照作成へ」をクリックすると納付画面へ遷移する。 そのまま確認して送信。 「通知の確認」を押す。 「帳票を表示する」でPDFを保存。 法人税と地方法人税の2種類ある ので注意。 ダイレクト納付で納付。 法人県民税をeLTAXで納付 申告 PCdeskを起動 メッセージ一覧から4月17日の「プレ申告データに関するお知らせ」を開く。 納付額を確認。 「作成」から申告データを作成する。 内容は埋められているので確認して次へ。 「MCA0391 申告データ一覧に表示対象となるデータはありません」とエラー。 適当な項目を編集削除して次へ。 参考:  【対処法】MCA0391申告データ一覧に表示対象となるデータはありません。|田畑真吾のブログ 署名して送信。 納税 納税に関する手続き → 電子申告連動 税目区分: 法人都道府県民税・事業税・特別法人事業税又は地方法人特別税 申告区分: 予定 事業年度・期別等: 令和6/10/1~令和7/9/30 で検索してさっき申告したのを選択して次へ。 納付情報の確認・納付から選択して納付。 法人市民税をeLTAXで納付 申告 申告に...

腎尿路生殖器系の疾患1・2

 診療情報管理士の勉強をしているときの覚書。 急性腎不全 数時間から数日の間に急激に腎機能低下が生じる状態。 原因が早期に解決できれば腎機能は完全に回復しうる。 参考:  急性腎不全 - Wikipedia 腎前性: 腎への血流低下。 腎性: 腎自体が障害され、濾過能低下、尿量減少がみられる状態。 腎後性: 尿路に閉塞があり尿が出せない状態。 慢性腎臓病 慢性経過の腎不全慢性経過の腎不全。 腎機能が回復することは困難。 タンパク尿(本来尿中にはほとんど出ないはずのタンパク質が多く検出されること)は病気を示唆する所見。 参考:  慢性腎臓病 - Wikipedia 急性糸球体腎炎 急性糸球体腎炎は、その90%が連鎖球菌感染に続発している。 上気道感染の2~4週間後に発症する。 前症状として全身倦怠感、頭痛、咽頭痛、悪心、嘔吐、下痢、便秘等を生じ、その後に主症状である浮腫、血尿、高血圧が診られ、尿量も減少する。 小児や青年期に罹患する事が多い。 参考:  糸球体腎炎 - Wikipedia ネフローゼ症候群 高度の蛋白尿により低蛋白血症を来す腎臓疾患群の総称。 タンパクを尿中に排泄してしまう濾過障害の原因は、主に、腎臓の糸球体にあり、この部位に何らかの原因で、透過性が亢進することによって、本症を惹起すると考えられている。 参考:  ネフローゼ症候群 - Wikipedia 溶血性尿毒症症候群 微小血管性溶血性貧血、急性腎不全および血小板減少症を特徴とする病態。 O157や赤痢菌に感染した際、菌の出すベロ毒素が腎臓の毛細血管内皮細胞を破壊してそこを通過する赤血球を破壊することで溶血がおき、並行して急性腎不全となり、尿毒症を発症する。 参考:  溶血性尿毒症症候群 - Wikipedia O157の感染は出血性下痢や腎不全を引き起こす可能性があり、これにより5歳未満の子供、高齢の患者、および免疫不全患者の死亡を引き起こすと報告されている。 参考:  腸管出血性大腸菌O157:H7 - Wikipedia 尿路結石症 尿路系に沈着する結晶の石が詰まることにより起きる症状。 日本人の場合、95%以上は上部尿路結石である。 男性の好発期は50歳代、女性は閉経後に多く発症し60歳代が多い。 1c...

消化器系の疾患1・2・3・4

診療情報管理士の勉強をしているときの覚書。 逆流性食道炎 胃酸や十二指腸液が、食道に逆流することで、食道の粘膜を刺激し粘膜にびらん・炎症を引きおこす疾患。 加齢による下部食道括約筋の働きの低下と食道自体のぜん動運動と唾液の減少、食道裂孔ヘルニアによる逆流防止機構の破壊、一過性LES弛緩、腹圧の上昇による胃内圧の上昇などの要因により、胃食道逆流をきたしやすくなる。 参考:  逆流性食道炎 - Wikipedia バレット食道 下部食道の粘膜が扁平上皮から円柱上皮に変化したもの。 癌の発生率が高く、欧米では食道癌の50%~70%が食道腺癌。 参考:  バレット食道 - Wikipedia 胃炎 胃に起きる炎症。 最も一般的な症状は腹部心窩の疼痛である。 急性胃炎/慢性胃炎/機能性胃腸症の3つに分けられる。 参考:  胃炎 - Wikipedia 慢性胃炎はヘリコバクター・ピロリへの感染がほとんど(B型胃炎)。 胃癌リスクが上昇する。 胃潰瘍/十二指腸潰瘍 胃の内面、小腸の最初の部分、ときには食道下部における潰瘍を指す。 ヘリコバクター・ピロリ保菌者が多く、比較的若年者に多い。 参考:  消化性潰瘍 - Wikipedia びらん: 組織欠損が粘膜にとどまる。 参考:  びらん - Wikipedia 潰瘍: 組織欠損しその下層の組織に至った状態。 参考:  潰瘍 - Wikipedia 薬物療法の進歩とピロリ菌除菌による再発減少が多い。 急性虫垂炎 虫垂内部で細菌が増殖し炎症を起こした状態。 虫垂に異物などが貯留し、細菌が繁殖することで管腔内圧が上昇し、心窩部(しんかぶ:胸とへその間にあるみぞおちの部位)の鈍痛という形で関連痛が発生する。 参考:  虫垂炎 - Wikipedia 虫垂炎は盲腸と呼ばれていた時期があり、これは昔、診断の遅れから、開腹手術をした時には既に虫垂が化膿や壊死を起こして盲腸に貼り付き、あたかも盲腸の疾患のように見えることがあったためである。 急性虫垂炎は急性腹症の中で最も頻度の高い疾患。 ヘルニア 体内の臓器などが、本来あるべき部位から「脱出・突出」した状態を指す。 参考:  ヘルニア - Wikipedia 一般的に多いヘルニア 鼠径ヘルニア: 全ヘルニアの80%。睾...

呼吸器系の疾患1・2

診療情報管理士の勉強をしているときの覚書。 呼吸器の主要症状 咳嗽(がいそう): 咳。肺や気道から空気を強制的に排出させるための生体防御運動。 参考:  咳嗽 - Wikipedia 喀痰:  呼吸器から分泌された、異物をからめとって外界に捨てるための粘液。 日本では痰唾を公共の場で地面に吐き出すことは軽犯罪法で明確に禁止されている。 参考:  痰 - Wikipedia 喘鳴(ぜいめい): 気道狭窄時に聴取される病的な呼吸音の一種。 参考:  喘鳴 - Wikipedia 胸痛: 肺には知覚神経はないので、痛みがある場合には胸膜疾患などで生じる。 参考:  胸痛 - Wikipedia ばち指: 慢性低酸素血症を伴う疾患。 参考:  ばち指 - Wikipedia 副鼻腔炎 副鼻腔(鼻腔に隣接した骨内に作られた4種類の空洞)に炎症が起きる病気。 大部分はウイルス感染症。 炎症により発生した膿が自然孔より排泄されず溜まることにより慢性化する。 参考:  副鼻腔炎 - Wikipedia クループ 吸気性喘鳴や犬吠様咳嗽(けんばいようがいそう)、嗄声(させい)、吸気性呼吸困難などを呈する疾患の総称。 現在感染性クループの多くは上気道のウイルス感染により惹き起こされる。 参考:  クループ - Wikipedia インフルエンザ インフルエンザウイルス急性感染症。 上気道炎症状・気道感染症状、呼吸器疾患などを呈する。 A型・B型は季節性インフルエンザの病原ウイルス。 主要な合併症として肺炎とインフルエンザ脳症がある。 参考:  インフルエンザ - Wikipedia 潜伏期間は1–2日が通常であるが、最大7日までである。 小児には免疫力が低下するため、強力な解熱剤は使用しない。 肺炎 肺の炎症性疾患の総称。 参考:  肺炎 - Wikipedia 市中肺炎: 普通の生活のなかで発症した肺炎。 院内肺炎: 医療機関で治療中の患者、他の疾患を持つ患者に発症した肺炎。 医療ケア関連肺炎: 老人ホームなどの医療・介護施設で発症した肺炎。 緑膿菌による肺炎 免疫力の低下した者に感染すると、日和見感染症のうちの1つである緑膿菌感染症を起こす。 緑膿菌は消毒...

循環器系の疾患1・2・3・4

診療情報管理士の勉強をしているときの覚書。 急性リウマチ熱 A群溶連菌に感染した後1~3週間に生じる全身疾患。 心筋が好発部位であり、5~15歳が好発年齢。 アレルギー素因のある人が細菌感染した場合に発病する。 参考:  リウマチ熱 - Wikipedia リウマチとは? 広義には関節・骨・筋肉の痛みやこわばりを来す疾病の総称。 狭義には関節リウマチ。 参考:  リウマチ - Wikipedia チアノーゼとは? 皮膚や粘膜が青紫色である状態。 血液中の 酸素濃度が低下 した際に、爪床や口唇周囲に表れやすい。 末梢性チアノーゼは、基本的にチアノーゼが現れた部位のみに、血流の減少か血行不良が起きている。 参考:  チアノーゼ - Wikipedia 高血圧(症) 動脈の血圧が持続的に上昇している慢性的な疾患。 サイレントキラーと呼ばれる。 日本では成人の20%で内科疾患では一番多い。 朝晩いずれかの平均値135/85 mmHg以上は高血圧。 参考:  高血圧 - Wikipedia 低血圧(症) 血圧が正常範囲を下回っている状態。 症状がある場合に治療の対象となる。 早起きの朝が苦手などの症状が訴えられることもあるが、現時点でこれに対する医学的な裏付けは存在しない。 参考:  低血圧 - Wikipedia 虚血性心疾患 冠動脈(心室の表面を走行)の閉塞や狭窄などにより心筋への血流が阻害され、心臓に障害が起こる疾患の総称。 虚血(きょけつ)とは、臓器や組織に十分な血液が行き渡っていない状態。 参考:  虚血性心疾患 - Wikipedia 狭心症 一過性に心筋の虚血が起こり、胸痛や胸部圧迫感などが現れる。 心筋が壊死してしまった場合には心筋梗塞と呼ぶ。 狭心症は可逆的だが、心筋梗塞は不可逆的である。 参考:  狭心症 - Wikipedia 狭心痛(締め付けられるような痛み、絞扼感や圧迫感)が、狭心症の主症状である。 新たな症状が最近3週間以内に発症した場合や、次第に発作が増悪している狭心症を不安定狭心症と呼ぶ。 不安定狭心症は心筋梗塞に移行し易い ため、注意が必要である。 心筋梗塞 心筋が虚血状態になり壊死してしまう症状。 強い胸部の痛みや苦悶感が生じ15分以上持続するが、虚血状態が解消されなければ...

精神及び行動の障害1・2・3

診療情報管理士の勉強をしているときの覚書。 精神の障害とは? 個人に機能的な障害、あるいは苦痛をもたらす、行動あるいは精神的な状態のこと。 ICD-10によれば、症状と苦痛とを組み合わせた機能不全。 参考:  精神疾患 - Wikipedia うつ病の症状を調べその通りに申告すれば、うつ病と診断されてしまう(詐病)。 精神医学では 生活や社会活動などに障害があるか ということが重要視される。 器質性精神障害(きしつせいせいしんしょうがい) 一般身体疾患による精神疾患。 参考:  身体疾患による精神障害 - Wikipedia 認知症 ヒトの脳の後天的な器質的障害により、いったん正常に発達した知能・知性が 不可逆的に 低下する状態。 認知症は70歳以上人口において2番目に多数を占める障害疾患。 参考:  認知症 - Wikipedia 認知症の原因となる主な疾患には、アルツハイマー病などの変性疾患、正常圧水頭症などがあり、これらの原因により生活に支障をきたすような認知機能障害が表出してきた場合に認知症と診断される。 アルツハイマー型認知症:患者の40~60%。記銘力(新しいことを記憶する能力)障害が強い。 脳血管性認知症: 患者の10~30%。脳梗塞など脳の血管に異常が起きた結果、認知症になる。 レビー小体型認知症: 患者の15~20%。幻視・認知機能の急激な変動などが特徴的な認知症。 せん妄 意識混濁に加えて奇妙で脅迫的な思考や幻覚・錯覚が見られるような状態。 せん妄の特徴として、 発現が急性または亜急性 であり、症状の発現に浮動性があり、夜間に増加する傾向がある。 参考:  せん妄 - Wikipedia あらゆる種類の錯乱状態を総称する言葉として使用されることもしばしばある。 軽度認知障害(MCI) 正常老化過程で予想されるよりも認知機能が低下しているが、認知症とはいえない状態。 認知症治療薬の効果はないとする研究が多い。 参考:  軽度認知障害 - Wikipedia 認知症の治療 本人は忘れているため幸せそうな場合が多い(判断が難しい)。 介護者には、認知症の介護はもどかしく非常にストレスになることを心理教育し、ネグレクトにならないよう陰性感情を認識させる。 参考:  認知症 - ...

耳及び乳様突起の疾患

診療情報管理士の勉強をしているときの覚書。 外耳炎 何らかの原因で外耳部分に発生した炎症の総称。 例えば、水泳の後に外耳道に水が長時間留まった結果、外耳道内の湿度が細菌の繁殖のために好都合になり得ることが外耳炎の原因となることもある。 参考:  外耳炎 - Wikipedia 中耳炎 中耳(鼓膜から奥)に炎症が起こる病気であり、多くは急性の中耳炎のことを指す。 基本的には、細菌感染症であることが多いが、ウイルス感染、膠原病の場合もある。 多くの場合は耳管経由での細菌感染である。 習慣的に鼻すすりを行っている場合は、中耳が陰圧になるため細菌を吸い込みやすく中耳炎を起こしやすくなる。 参考:  中耳炎 - Wikipedia 耳管(じかん)とは、中耳(鼓室)と咽頭をつなぐ管状の器官である。 鼓室内の空気圧を大気圧と等しくする役割や、鼓室内に出る分泌物を咽頭に排出する役割を持っている。 メニエール病 激しい回転性のめまい/難聴/耳鳴り/耳閉感の4症状が同時に重なる症状を繰り返す内耳の疾患。 内リンパ水腫(余剰な水分が貯留する現象)によって前庭と蝸牛の感覚細胞が障害される。 メニエール病の発症にはストレスが強く相関していることが分かっている。 参考:  メニエール病 - Wikipedia 膜半規管(3つの半規管の内側)の内部はリンパ液で満たされており、内部に有毛細胞(感覚細胞)がある。 頭部が回転すると、内部のリンパ液は慣性によって取り残されるため、それに付随した有毛細胞が刺激されることで、前庭神経から脳に刺激が送られ、体(頭部)の回転が感知できるしくみである。 参考:  三半規管 - Wikipedia 体の回転が止まっても今度はリンパ液の回転がすぐには止まらず、誤った信号を脳へ送ることになる(“目が回る”状態)。 一般的に三半規管の機能は鍛錬によって強化が可能であると言われているが、実際、三半規管の鍛錬による向上を研究した論文などはほとんどない為、その情報の真偽は不明である。 突発性難聴 突発的におきる原因不明の急性感音難聴。 発症は聴力が低下した瞬間を確実に自覚できるほど突発的である。 参考:  突発性難聴 - Wikipedia ▼ 関連記事 神経系の疾患1・2 神経系の疾患3・4 眼及び付属器の疾患1・2

眼及び付属器の疾患1・2

診療情報管理士の勉強をしているときの覚書。 麦粒腫(ばくりゅうしゅ) 主に黄色ブドウ球菌の感染を原因とし、まぶたの裏側などが腫れて痛む病気。 俗称はものもらい、めばちこ。 マイボーム腺(脂質を分泌して涙の蒸発を防ぐ)にできるものを内麦粒腫、まつ毛の根もとにできるものを外麦粒腫という。 多くは1-3週間で自然治癒する。 参考:  麦粒腫 - Wikipedia 「ものもらい」などの名前から伝染病のような印象を受けるが、他者に伝播する危険性は低い。 結膜炎 感染症・アレルギー等を原因として結膜(強膜と眼瞼の内側を覆う膜/目の中への微生物の侵入を防ぐ働き)に炎症。 大きく分けると感染性と、非感染性に大別される。 参考:  結膜炎 - Wikipedia 老人性白内障 水晶体が灰白色や茶褐色ににごり、物がかすんだりぼやけて見えたりするようになる。 80歳以上の高齢者はほとんどが何らかの形で白内障の症状を引き起こしている。 白濁そのものは、病気ではなく、老化の一環であるという考え方もある。 参考:  白内障 - Wikipedia 網膜剥離 網膜から神経網膜が剥がれることにより、視力・視野を失う病気。 網膜がはがれると視野が狭くなり、剥離が網膜の中心部(黄斑部)に及ぶと急激に視力が低下する。 参考:  網膜剥離 - Wikipedia 大相撲ではぶちかましを行うことや張り手を受けることで網膜剥離に罹患するケースが少なくない。 緑内障 緑内障は網膜神経節細胞が死滅する進行性の病気。 かつては、眼球の中の眼圧が高いことが原因と考えられていた。 日本では糖尿病網膜症を抜いて1番目の失明の原因。 現在のところ緑内障治療に有効なエビデンスは眼圧下降のみである。 参考:  緑内障 - Wikipedia 麻痺性斜視 斜視(しゃし)とは、ヒトの眼の片方は視線が正しく目標とする方向に向いているが、もう片方の目が別の方向を向いている状態のことをいう。 左右の目がそれぞれ異なる方向を向いているため、視ている像が二つに見える複視が生じることもある。 参考:  斜視 - Wikipedia ▼ 関連記事 神経系の疾患1・2 神経系の疾患3・4