Power AutomateでLocker StudioのレポートをPDF出力まで自動化
毎月生成しているアクセス解析レポートを自動化したときの覚書。
Locker Studio(旧Data Studio)のAPIはGoogle Workspace向けらしい。
参考: Looker Studio API | Integrate and share | Google for Developers
MicrosoftのPower Automateでブラウザを自動操作する方法でPDF出力までやってみる。
1. Power Automateとは?
パソコンでやっている「決まった作業」を、一度ルールを教えるだけで、あとは全部自動でやってくれるRPA(Robotic Process Automation)ツール。
参考: Microsoft Power Automate – Process Automation プラットフォーム | Microsoft
MicrosoftのPower Platformのサービスの一つ。
参考: AI 搭載ローコード ツール | Microsoft Power Platform
デスクトップアプリがあり、GUIで直感的に操作できる。
Windowsユーザーであれば無料版Power Automateデスクトップアプリが使える。
Microsoft 365のユーザーであればクラウド版Power Automate Freeが使える。
2. Power AutomateでLocker Studioを操作
デスクトップ版をMicrosoft Store経由でインストール。
Locker Studioをブラウザで開いて操作するときの注意点。
- ChromeやEdgeに拡張機能インストールして有効にする必要がある。
- 「Webページのリンクをクリック」フロー後に、「待機」フローで1秒~3秒ぐらい待機すると動作が安定する。
- GA4のプロパティを選択するのは、URLクエリのparamsを指定すればOK。
- Search Consoleはparamsを指定してもうまく表示してくれないので、
Webページのリンクをクリック(データ管理コントロール) → 待機(1秒) → キーの送信(フィルタしたいURL) → キー送信(TabキーとEnterキー) → 待機(3秒)
のようなフローにする。 - Locker Studio内のHTML要素の各IDは変化するので、「Webページのリンクをクリック」で要素を指定するときはClass名で指定する。
※ デフォルトで要素のIDが設定されるので、UI要素パネルで変更する。
Power Automateを覚えて使いこなすまでに数日掛かる。