Windows 8 + nasne + REGZA TV + Android + iPadで快適テレビ生活
日本での新生活を始めて、家のどこにいてもテレビや動画や音楽を楽しめる環境を構築してみた。(2014/07/11 更新)
やりたいこと
- テレビをAndroid, PC, iPadでも見たい
- テレビ番組の予約をAndroid, PC, iPadでも出来るように
- 外出先でもテレビ番組の予約をしたい
- PC内の動画や曲をテレビに出力
構築した環境
- MS Windows 8 Professional (英語版) + MSI GeForce GTX660 + DiXiM Digital TV plus + EIZO FORIS FS2333
- Sony nasne(ナスネ)
- Toshiba REGZA 40J7 + 320 HDD
Samsung Galaxy S2 (Android 4.0.3), Apple iPad (iOS 6.1.3)- Google Nexus 5 (Android 4.4.4) 2014年3月購入
- Sony BDZ-EW510 2014年6月購入
テレビをAndroid, PC, iPadでも見たい
これはnasneを使う。
nasneが放送中の番組をライブチュナーで流してくれるので、それぞれアプリをインストールして閲覧可能(REGZAではライブ配信はできない)。
録画したのもこれらのアプリを通さないと再生できない(DTCP-IPで暗号化されているから)。
- AndroidはTwonky Beam (無料)
- iOSはTwonky Beam (ライブ放送を見るのに700円)
- WindowsはDiXiM Digital TV Plus (Amazonで5800円ぐらい)
→ PC TV with nasneが発売された(3000円)
DiXiM Digital TV Plusで見るときはHDCP対応のビデオカードが必要。さらにプライマリディスプレイでのみ再生可能なので注意。
ちなみにMacにはDTCP-IP対応したDLNAアプリは今のところないみたい。
専門用語が出てきたので簡単に説明。
用語 | 説明 |
DLNA (Digital Living Network Alliance) | 情報家電同士の通信仕様を策定する団体名。 策定された仕様(ガイドライン)は$500で入手可能。 この情報を漏洩した場合は800万ドルの罰金なのでネットで探しても見つからない。 あくまでガイドラインなので具体的な通信方法は載っていない。 元になっているのはUPnPというプロトコルなので、対応するアプリを開発する場合はUPnPを調べた方がいいみたい。 |
DTCP-IP (Digital Transmission Content Protection - IP) | 音声・映像向けの暗号化方法。 この規格を採用しているのは日本だけ。 対応していないと地上デジタル放送を(録画したのも)再生することができない。 |
UPnP (Universal Plug and Play) | 名前の通り、機器同士が簡単にネットワーク上で通信するための規格。 ネットワークに接続するだけで、他のUPnP対応機器と通信が可能になる。 オープンソースのライブラリもあるので導入は難しくないと思う。 |
HDCP (High-bandwidth Digital Content Protection) | DVI、HDMIの信号を暗号化する方法。 出力側と入力側の両方が対応していないとコンテンツを再生できない。 |
テレビ番組の予約をAndroid, PC, iPadでも出来るように(外出先でもテレビ番組の予約をしたい)
これもnasneの機能が便利。
REGZAでも外部からメールを送ると予約してくれる機能があるらしいけど、番組表を見ながら直感的に予約できるnasneが便利すぎて使ってない。
ここにPC、Androidで接続して、nasneを登録すれば予約が可能。ルーターの設定も必要なかったので、nasneが定期的にチェックしにいってるのかな?
REGZAでも録画予約出来るので、テレビの前にいる場合はREGZAで予約。外にいる場合やREGZAが予約でいっぱいになったらnasneを使う感じ。
家でテレビをほとんど見なくなった。nasneとBDZ-EW510で録画してスマフォで通勤時間に見るのが便利すぎる。
ブルーレイレコーダー BDZ-EW510を買った(2014/07/11 追記)
見たい番組がnasne1台だと録りきれなくなったので、いろいろ検討した結果Sony製BDZ-EW510を購入した。
選んだ理由
- CHAN-TORUでnasneの予約済みを見ながら選択出来る。
- Nexus 5のTwonky Beamで動作確認済み。
参考: Twonky Beam 端末/レコーダー対応表 - 嫁の実家から送られてきたブルーレイディスクが見たかった
- 外からテレビ視聴と録画済み番組を見れる
感想など
- DRモードで録らないとTwonkyで見た時に画質が悪い
- たまにTwonkyで音飛びすることがある
→ 同じ動画でも大丈夫なときがあるので、Twonky側の問題だと思う
→ nasneで録ったのは一度もなかった - 外から視聴するのは別途専用アプリが必要(500円)
- 外からテレビ視聴出来るのは面白かったけど実際使ってない
- CHAN-TORUで予約した番組を認識してくれない(予約マークが付かない)ことがあるので、この辺nasneの方が安定している
nasneをもう一台買うか迷ったけど、BDZ-EW510には2チューナー内蔵でやれることも増えたので満足。
PC内の動画や音楽をテレビに出力
Windows 8は標準でDLNAに対応しているので、REGZAの電源を入れて、出力したい動画を右クリックすると「Play to」の項目にREGZAが出てくるはず。
同じようにして音楽ファイルもテレビに出力することが可能。
REGZAからPCの動画を参照するためにはWindows 8にアクセス許可を与える。
Control Panel → Network and Sharing Center → HomeGroup → All all devices on this network ... (Media streaming options)
REGZAのリモコンで
クラウドメニュー → マイページ → メディアプレイヤー動画
を選択すると、PCやnasneが見えるはず。
その他便利なこと
リビングに置いてあるiPadで閲覧しているYouTubeの動画をREGZAのTVに表示することが可能。この動画がわかりやすい。
最後に
将来的には、この環境にXbox Oneが加わって音声やジェスチャーで操作する予定。
テレビやnasneもAPIを提供してくれれば、便利な機能は開発者が勝手に作ってくれるのに。。。と思う今日このごろ。
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