Windows10にTitanium CLIをInstallしてAndroidビルド環境構築

titanium-cli_android_win10Android向けのTitaniumモジュールを開発しているときに、Mac上でAndroidエミュレータを起動すると遅い(Mac mini mid 2010)。

なので一番パワーのあるWindowsマシンで開発すれば幸せになれるんじゃね?と思ってやってみたときの覚書。

環境: Windows 10, node 4.4.4, Titanium SDK 5.2.2.GA, jdk-8u91-windows-x64

 

目次

  1. Titanium CLIのインストール
  2. JDKのインストール
  3. Android NDK, SDKのインストール
  4. Android SDKの開発ツールをダウンロード
  5. Androidエミュレータの設定
  6. Titaniumモジュールをビルドしてみる

 


1.Titanium CLIのインストール

公式サイトを参考に

PowerShell起動。Titanium CLIをインストール
PS > npm install appcelerator -g

Titanium SDKインストール
PS > appc setup

JDK (Java Development Kit) not found.
If you already have installed the JDK, verify your JAVA_HOME environment variable is correctly set.
The JDK can be downloaded and installed from http://appcelerator.com/jdk.

 


2.JDKのインストール

環境変数「JAVA_HOME」を設定しろと言われるので、

http://appcelerator.com/jdk
にアクセス(分かりやすいサイトに自動転送される)してJDKをダウンロード・インストール。

環境変数を追加。
コントロールパネル → システム → Advanced system settings → Environment Variables...
から追加する。

image

PowerShellを起動して環境変数確認
PS > Get-ChildItem env:

Titanium CLIでも確認
PS > appc info

 


3.Android NDK, SDKのインストール

今度はAndroid NDKとSDKのインストール。SDKはAndroid Studioをインストールしたときにインストール済み。

http://appcelerator.com/android-ndk
にアクセスしてもTitaniumがサポートしているRevision 9dはダウンロードできない。下記サイトを参考にダウンロードする。

Revision 9dのWindows 64bitはこのリンク

適当なディレクトリに展開。Titaniumに登録
PS > appc ti config android.sdkPath D:\Documents\Android\sdk
PS > appc ti config android.ndkPath D:\Documents\Android\android-ndk-r9d

確認
PS > appc info

ここで気付いた。PowerShellだと一部文字(右側の値)が表示されない。以後はcmdで実行することにした。

 


4.Android SDKの開発ツールをダウンロード

次はSDK内の「SDK Manager.exe」を起動して、下記をインストール

  • Android 6.0 (API23)
  • Android 4.0 (API14)
  • GPU Debugging tools
  • Google Play Services
  • Google USB Driver

 


5.Androidエミュレータの設定

「AVD Manager.exe」を起動するとAndroid Studioで作ったNexus 5Xがエラーになってたので修正して保存。

確認
S:\ti.admob\android>C:> appc info

 


6.Titaniumモジュールをビルドしてみる

準備が整ったので試しにビルドしてみた。
S:\ti.admob\android>appc run -p android

エラー

[INFO]  Starting directory: S:\ti.admob\android
[INFO]  New directory: S:\ti.admob\android\build\generated
2016-05-10T08:12:00.345Z | ERROR  | An uncaught exception was thrown!
spawn D:\Documents\Android\android-ndk-r9d\ndk-build ENOENT
2016-05-10T08:12:00.348Z | ERROR  | spawn D:\Documents\Android\android-ndk-r9d\ndk-build ENOENT

NDKにはPATHを通さないとダメらしい

JAVA_HOMEと同じようにPATHにndkまでのパスを登録してcmd再起動。

確認
C:> PATH

もう一度ビルド実行
S:\ti.admob\android> appc run -p android

同じエラー

各種設定を確認。JDKは32bitでないとダメらしい

64bitを削除して32bit版をインストール。

ビルド実行
S:\ti.admob\android> appc run -p android

同じエラー

エラー内容の情報が少なすぎて詳細が分からない。

JDK 32bitにするとAndroid Studioが起動出来なくなるので64bitに戻した。

エミュレータ自体は起動するので、appcコマンドで一発で出来ないにしてもadbコマンドでインストールしてテストは出来そう。

 

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