ARPとルーティングテーブル

サイバーセキュリティの勉強をしているときの覚書。

環境: Windows 10, CentOS Stream 8


ARP(Address Resolution Protocol)とは?

IPv4アドレスとMACアドレスを紐づけるプロトコル。
相手のMacアドレスが分からない場合、ARPリクエストをネットワークにブロードキャストするとMACアドレスを格納してARPリプライが返ってくる。

一度取得したIPv4とMACアドレスの関連情報をARPテーブルにキャッシュとして保存される。
Windowsの場合は15秒~30秒間キャッシュに保存する。

WindowsでキャッシュされたARPテーブルを表示するコマンド
C:> arp -a

CentOSでキャッシュされたARPテーブルを表示するコマンド
# ip n


参考サイト


ARPとルーティングテーブル

通信するときはまずルーティングテーブルを見て、どの経路で通信すればいいか決める。

その後、ARPのキャッシュテーブルまたはリクエストを参照して、宛先のMACアドレスが決まる。


サイバーセキュリティとARP

ネットワークを盗聴する場合は、IPv4アドレスとMACアドレスの関連を偽装する場合はあるため、怪しい動作するPCおよびルーターのARPテーブルの中身は保存しておく。


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