Felicaの技術を使ってChumby+Pasoriで認証システムを妄想
お客様から教えてもらったFelicaの技術。名前は知っていたけど話を聞いて面白そうなことができそうだったので、調べてみた。
FeliCa(フェリカ)は非接触型ICカードのための通信技術。ソニーが開発。
カードや携帯電話で利用できる電子マネーのEdyはFelicaの技術を使っている。「おサイフケータイ」でお馴染み。
勤怠、入退室管理、認証に使うなら市販のFelica リーダーを使えば簡単に実現できる。
例えば、LANに対応Felicaリーダー「ピットタッチ・ビズ」。約6万円
なんとなく妄想したのが、携帯で「ピッ!」とやると無線でサーバーと通信してレスポンスを表示するようなシステム。・・・すでにありそうですが。
調べてみるとChumby+Pasori+SDK for FeliCaで面白そうなことができそう。
Chumby(チャンビー)はLinuxベースの小型PC。無線LAN(IEEE 802.11g)とUSBポート(×2)がついている。詳しくはここから。最近日本語に対応した。
3万円ぐらい。小さい。いろいろ遊べそう。そのうち新モデルが出るらしい。
Pasori(パソリ)はソニーが製造・販売しているUSBタイプのFeliCaリーダー/ライター。
3000円ぐらい。
SDK For FeliCaはFeliCaを使用したアプリケーションを開発するためのSDK。個人では購入することはできない。特約店経由で購入するらしい。
10万以上するらしい。このSDKが一番のネック。
フリーで開発できるツールはないものかと探したら一応ある。
FeliCa開発環境/まとめを参考に。libpafeはGPLライセンスの元Linuxの環境上でFeliCaの読み取りができる。
商用利用を考慮するなら素直にSDK for FeliCaを手に入れた方がよさそう。
なんかうまい方法はないものかと調べていくと、最近AIR/FlashでFeliCaにアクセスできるSDKが公開された(2009年8月)。
すでにPasoriがある環境なら、Web上での自動認証が可能になりそう。無償版があるので気軽に試せそう。ダウンロードはこちらから。
今のところWindows XP/Vistaのみ。
Linux向けのSDKを無償で公開してくれないかな・・・。引き続き調査予定。