IE9での表示確認。ホームページ制作で対応すべきIEのバージョンは?

今(2019年5月)だとどこまでのIEに対応してないといけないか調査したときの覚書。
期限の切れたブラウザは大幅にレイアウトが崩れなければOK。

Googleアナリティクスでシェアを確認

とあるサイトで確認した結果(Google Analyticsの実データ)。IEのシェアは全体の1割程度
さらにその中の割合
  • IE11: 83.9%(全体の8.4%)
  • IE9: 15.2%(全体の1.5%)
  • IE10: 0.5%(全体の0.05%)
  • IE8: 0.1%(全体の0.01%)
  • IE7: 0.1%(全体の0.01%)

意外にIE9が多い。
たぶんWindows VistaがIE9までだからだと思う。
今後はIE9までにすることにした(今まではIE8まで)。

各IEのサポート期限は公式サイトを参考に。


ちなみにTLSのバージョンも考慮する必要がある。

ホームページ制作ではあと数年Bootstrap v3にお世話になりそう。


IE9のVMをダウンロード

Microsoft公式サイトから仮想マシンをダウンロードする。

VMwareはimportに失敗したので、Hyper-Vをダウンロード。
起動すると(なぜか)IE8だったので、Windows7用IE9のインストーラーを公式サイトからダウンロードしてインストール。
(公式サイトにIEでアクセスすると固まるのでFirefoxをインストールした)
インストール完了後は「checkpoint」しておく。

デスクトップの壁紙風の値
IE Version: 9.0.8080.16413RC
OS Version: Windows 7
Service Pack: Service Pack 1


IE9対応

IE9からはHTML5とCSS3に対応している。使えるHTML5タグは下記を参考に。
IE8用にhtml5shiv.jsとrespond.jsを読み込んでいたのがなくなるのは大きいかもしれない。

合わせて、lessc時のclean-cssの「--compatibility=ie8」を削除(clean-css@3.4.28)。

またIE9以前は1つのCSSファイルで読み込まれるセレクタの数の上限が4095個までなので注意。

セレクタの数を数えてくれるサービス

lessやscssでextendを使っているとセレクタの数が膨大になるので注意。



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