AVIFとは。HEIFやWebPとの違い。
AVIFを開発に導入しようとしているときの覚書。
AVIFとは。
AV1 Image File Formatの略。
AVI動画圧縮コーデックを用いたHEIF画像ファイルフォーマット。
非営利団体のAlliance for Open Mediaが開発。
AV1はオープンかつロイヤリティフリーな動画圧縮コーデック。
Googleが開発しているVP9をベースにしており、特許料が発生するHEVC(H.265)の置き換えを目指している。
AVIFはSafariとGoogle Chromeで対応済み。
Microsoft Edgeは未対応(近いうち対応すると思う)。
"avif" | Can I use... Support tables for HTML5, CSS3, etc
AVIFとHEIFの違い。
HEIF(High Efficiency Image File Format)はISOで定義された画像ファイルフォーマット。
読みは「ヒーフ」。
HEIF自体はただのコンテナ(規格)。
特許使用料が発生するHEVC(H.265)コーデックを格納しているファイルは拡張子が.heicまたは.heif。
AV1コーデックを格納しているファイルは拡張子が.avif。
AVIFとWebPの違い。
WebPはVP8動画コーデックを用いた画像ファイルフォーマット。
VP8はGoogleが開発したオープンかつロイヤリティフリーな動画圧縮コーデック。
GoogleがVP8の技術を応用してWebPを開発。
AVIFはVP9をベースにしたAV1コーデックを用いておりVP9からAV1に移行するらしいので、実質AVIFはWebPの後継。
参考: Successor: from VP10 to AV1 | VP9 - Wikipedia
参考: 後継:VP10からAV1へ|VP9 - Wikipedia
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