CentOS8の最小構成をインストール

CentOS8を最小構成でインストールしたときの覚書。

環境: Mac mini(Mid 2010), VMware Fusion 8.5.10, CentOS 8.1

1.ダウンロード

isoを直接ダウンロードすると時間がかかるので、理化学研究所のミラーサイトから「CentOS-8.1.1911-x86_64-dvd1.torrent」をダウンロードしてきて、BitTorrentクライアントでisoファイルをダウンロードする。

2.インストール

Mac上のVMware FUsionにインストールした。
Keyboard: Japanese, English(US)
Language Support: English(United States), 日本語
Time & Date: Asia/Tokyo
Software Selection: Minimal Install

仮想マシンの設定のNetwork Adapterを「Ethernet」を選択して、ネットワークを繋げてある。
Root Passwordを設定するときはキーボードをusに設定してから入力(使っているキーボードがUS配列だから)

インストール完了後、再起動するときはマウントしたisoファイルを解除しておく。
とりあえずrootでログインして各種確認
yumはdnf(Dandified YUM)変わったけどコマンド自体はdnfコマンドに内部変換して使える。
# yum update

CentOS7までは公式リポジトリに古いアプリケーションしかなく、最新のソフトを使うためには他のリポジトリを追加する必要があった。
それがCentOS8からはある程度新しいソフトウェアも公式で配布されるようになった。詳しくは下記。

例えばnginxは1.14系と1.16系が配布されている。
# dnf module list nginx

どんなデーモンが起動しているか確認
# systemctl list-unit-files -t service

IPアドレス確認
# ip a

IPアドレスを確認したらteratermを使ってSSH経由で作業。

3.ホスト名の変更

CentOS7と同じ方法。
# hostnamectl set-hostname vm-dev3.dksg.co.jp
# hostnamectl status

4.ファイヤーウォール設定

CentOS8ではiptablesからnftablesに変更になった。
下記サイトが詳しい。
起動しているデーモン(サービス)確認
# systemctl list-unit-files -t service

firewalldが動いている。
firewalldの設定確認
# less /etc/firewalld/firewalld.conf
FirewallBackend=nftables

バックエンドにnftablesが指定されている。
firewalldのコマンドの参考サイト: CentOS 7 firewalld よく使うコマンド - Qiita
firewalldの登録内容確認、サービスの確認
# firewall-cmd --list-all
# firewall-cmd --list-services
cockpit dhcpv6-client ssh

登録可能なサービス確認
# firewall-cmd --get-services

サービス追加して再読み込み。
# firewall-cmd --add-service=http --permanent
# firewall-cmd --add-service=https --permanent
# firewall-cmd --add-service=samba --permanent
# firewall-cmd --reload

5.時刻同期

CentOS8はchronyを使う。
VMware Fusionの機能で時刻同期しているので必要なし。


6.SELinuxを無効に

現在の動作モードを表示
# getenforce

設定を変更する。
# less /etc/selinux/config
SELINUX=disabled

再起動
# reboot

7.sambaインストール

メインマシンのWindowsからアクセスするのにNetBIOSとファイル共有は便利なのでsambaをインストール。
# dnf install samba

前の記事を参考にしながら設定変更。
# less /etc/samba/smb.conf

設定確認
# testparm

samba起動。自動起動登録。
# systemctl start smb
# systemctl start nmb
# systemctl enable smb
# systemctl enable nmb

WindowsからNetBIOS名でpingを打って確認。
エクスプローラーでも確認。

8.その他ツールをインストール

gitは標準リポジトリのを使う(今まではソースからビルドしてた)。
# dnf install git
# git --version
git version 2.18.2
基本設定
# git config --global user.name "Hoge"
# git config --global user.email "hoge@company.co.jp"

他のサーバーから公開鍵の設定をコピーしておく。

次回はWordPress開発環境とNode.js環境を整える。


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