Nikon Z6IIIとATOMOS NINJA(外部モニター)
Nikon Z6IIIを買って、階調モードHLGを仕事で使うために試行錯誤しているときの覚書。
iPad Proを外部モニターとしてSnapBridgeで転送しても、写真が暗くなってしまうので、専用の外部モニターだったらHLGの写真もちゃんと表示できるかな?と試してみた。
環境: Nikon Z6III v1.0.0, ATOMOS NINJA ATOMNJA004 v11.10.01
1. 外部モニター ATOMOS NINJAの概要
ニコン公式サイトでも紹介されているATOMOS社製HLG対応外部モニター。
5インチ 1000nit HDR対応のIPSモニター。
ATOMOS社はオーストラリアの会社。
10万円切るので買いやすい。
購入したときのファームウェアはv11.06.01。
NINJA初心者が気付いた事など
- バッテリー別売り。
USB-Cの電源ケーブルが付属されているので起動はできる。 - NINJAはレコーダーになる。
SSDを付けなくてもモニターとして機能する。 - 別売りのATOMOS CONNECTでネットワーク機能を追加できる。
- SHOGUNシリーズはネットワーク機能付き。
- SHINOBIシリーズは外部モニター機能のみ。
SnapBridgeで転送するならSHINOBI IIで良かったかも。
追加で下記を購入した。
- ATOMOS NPS-AS1TB Nextorage AtomX SSD Mini 1TB: 22,0000円
- ATOMOS ATOMACCKT4 Atomos 5-inch Accessory Kit Version II: 22,000円
- NEEWER カメラモニターマウント: 2,649円
NINJA初心者はアクセサリーキットがお得。
2. Z6IIIで撮影したHLG画像を表示できるか?
NINJAの設定で「HDR Auto」をオンにすれば、Rec.2100/HLG/BT.2020と表示されてHDR表示できている。
ただし、Z6III本体のTFT液晶モニターより少し暗く見える。
NINJAはオリジナルLUTを適応できるようなので何とかできるかもしれない。
今のところ外観撮影だけ階調モードHLGを使うことにした。
人物撮影はフレキシブルカラーピクチャーコントロールを使いたいのでSDRを使う。
3. 現場でZ6III + NINJAモニターを使ってみた感想
私の仕事上、病院外観や医療現場の人物撮影がメイン。
メリット
- モニターを被写体に向けると撮っている相手が安心する。
- いかにもプロカメラマンっぽくなる。
デメリット
- コールドシューで合体すると重い。
片手では耐えられない。 - カメラと合体しなくてもHDMIケーブルが邪魔。
- 装備が増えて周りとぶつかる可能性が高まる。
- 荷物が増えて疲れる。
正直、NINJAモニターがない方が撮影しやすい。
SnapBridgeで転送したHLGの画像をiPad Proで正しく表示できれば、全て解決するのだけれど、まだ解決法を見つけられていない。