悪性新生物2・3・4
診療情報管理士の勉強をしているときの覚書。
大腸癌
大腸(盲腸、結腸、直腸)に発生する癌腫である。
肛門管に発生するものを含めることもある。
ほとんどの大腸がんは、腺腫性ポリープから発生する。
参考: 大腸癌 - Wikipedia
男女で症状に性差があり、男性は、比較的肛門に近い位置、女性は肛門から離れた大腸の奥に腫瘍ができる。
このため女性は検査で発見しづらく女性死亡要因1位につながっている。
ポリープは本来粘膜面から突出した隆起の総称。
一般的に大きいポリープほど癌化しやすい。
家族性大腸ポリポーシス/家族性大腸腺腫症
常染色体優性遺伝の遺伝疾患。
放置すると100%大腸癌を発症する。
参考: 家族性大腸腺腫症 - Wikipedia
リンチ症候群/遺伝性非ポリポーシス大腸癌
常染色体優性の遺伝的素因による大腸癌。
大腸癌発癌の可能性は80%。
参考: 遺伝性非ポリポーシス大腸癌 - Wikipedia
肝癌
大きくは肝臓が発生元である原発性肝癌と、他臓器で発生したがんが肝臓に転移した転移性肝癌の2つに分けられる。
原発性肝癌は大部分がB型およびC型慢性肝炎からの発癌。
参考: 肝癌 - Wikipedia
ウイルス性肝炎は治療を行うことで、発癌リスクが低下することが報告されている。
胆嚢癌
胆嚢から発生する悪性腫瘍。
早期に発見されることが少なく、有効な治療法に乏しい。
参考: 胆嚢癌 - Wikipedia
早期の胆嚢癌は手術治療による外科的切除で根治が期待できるが早期発見が困難なことが多い。
膵癌
膵臓に発生した上皮由来の悪性腫瘍。
早期の場合はほとんどは無症状。
参考: 膵癌 - Wikipedia
肺癌
肺に発生する上皮細胞由来の悪性腫瘍。
90%以上が気管支、細気管支あるいは末梢肺由来の癌。
死亡数では男性および全体の1位。
世界的にも最も致死的な癌。
参考: 肺癌 - Wikipedia
喫煙との関連が非常に大きい。
自分が喫煙しなくとも周りの人が喫煙すれば肺がんになる可能性が20%から30%高くなると言われている。
女性は腺癌が多い。
腺は分泌活動を行う細胞の集まり。
参考: 腺 - Wikipedia
EGFR(上皮成長因子受容体)
細胞の増殖や成長を制御する上皮成長因子 (EGF) を認識し、シグナル伝達を行う受容体。
EGFR遺伝子に変異があると癌細胞がかぎりなく増殖する。
参考: 上皮成長因子受容体 - Wikipedia