呼吸器・循環器の構造と機能
診療情報管理士の勉強をしているときの覚書。
呼吸
外呼吸と内呼吸に分かれる。
参考: 呼吸 - Wikipedia
- 外呼吸: 肺で行われるガス交換。
- 内呼吸: 血液と細胞とのガス交換。
肺は胸腔の容量約80%を占める。
肺にある裂によって肺葉単位に分かれ、気管支から肺葉ごとに計5本に枝分かれする。
参考: 呼吸器 - Wikipedia
- 右肺: 上葉、中葉、下葉。
- 左肺: 上葉、下葉。心臓がある位置は下区と呼ばれる。
呼吸運動
横隔膜は胸腔と腹腔の境界にある板状の筋肉。
この筋肉の動きで肺が拡張、収縮し呼吸を行う。
参考: 横隔膜 - Wikipedia
- 吸気: 横隔膜の収縮(下がる)→ 胸腔内圧が上昇 → 肺が拡張
- 呼気: 横隔膜の弛緩(上がる)→ 胸腔内圧が低下 → 肺が収縮
横隔膜で呼吸運動するため、妊娠時に横隔膜の下がるスペースが小さくなると呼吸がしづらくなる。
心臓の形態と構造
心臓は4つの内腔を持つ。
全身で酸素を使い切った血液(青色)が右心房→右心室を通り、肺で酸素がたっぷり含まれた血液(赤色)が左心房→左心室を通り、全身へ送り出される。
参考: 心臓 - Wikipedia
- 心房: 心臓に血液が返ってくる部屋。
- 房室弁(ぼうしつべん): 心房と心室にある弁
- 心室: 心臓から血液を送り出す部屋。
- 動脈弁: 心室と動脈の間にある弁。
冠循環:心筋への血液供給
心臓は送り出す血液のうち約5%を心臓自身で用いている。
心臓を潤す栄養血管は冠動脈(冠循環)と言う。
心臓に冠のように乗っている血管。
参考: 冠動脈 - Wikipedia
冠動脈は互いに連絡をもたないので、詰まると血流が途絶える。
心臓の刺激伝導系
心拍のリズムを作り出す電気信号は、あたかも電線のように心臓全体の心筋へと伝わる。
心臓内にシステムがあるため、心臓は独自に収縮できる。
参考: 刺激伝導系 - Wikipedia
次の順番で電気信号が伝わる。
- 洞房結節(どうぼうけっせつ)
- 房室結節(ぼうしつけっせつ)
- ヒス束
- 左脚(さきゃく)、右脚(うきゃく)
- プルキンエ繊維
血液の循環
心臓から出ている血管を動脈。
心臓に戻ってくる血管を静脈。
心臓から肺へ送り出す動脈には静脈血が流れる。
肺から心臓に戻ってくる静脈には動脈血が流れる。
- 左心系:動脈血
- 右心系:静脈血
参考: 体循環 - Wikipedia
参考: 肺循環 - Wikipedia
心拍動と心臓の神経支配
心拍数は1分間に心臓が拍動する回数。
通常は60~80bpm(beats per minute)。
参考: 心拍数 - Wikipedia
脈拍は動脈の拍動の回数。
通常、脈拍と心拍数は一致するが、不整脈で異なることがある。
漢字の拍は手のひらをうち合わせるという意味。