消化器、泌尿器、生殖器系の構造と機能

診療情報管理士の勉強をしているときの覚書。


肝臓

人体で最大の臓器。約1.2kg。
参考: 肝臓 - Wikipedia

肝臓は肝動脈と門脈の2つの血管が流れ込む。
門脈は消化管から吸収した栄養を肝臓に送る血管。
肝臓は解毒作用を持っているため、肝臓で解毒されて心臓に戻る。


胆嚢

肝臓の下に接する長さ8cmの袋状の臓器。
脂肪を分解する胆汁を蓄積する。
参考: 胆嚢 - Wikipedia

胆汁は肝臓で生成 → 総肝管 → 胆嚢 → 総胆管 → 膵管と合流→ ファーター乳頭から十二指腸から分泌。
尿や大便の色は胆汁色素の影響。
参考: 胆汁 - Wikipedia


膵臓

十二指腸に接している。
接している部分から膵頭、膵体、膵尾部と呼ぶ。
参考: 膵臓 - Wikipedia

  • 外分泌機能: 主にタンパク質を分解する膵液を分泌。膵臓の体積の95%以上。
  • 内分泌機能: インスリンなどのホルモンを血中に分泌。


腹膜

腹部の臓器を覆っている薄い半透明の膜。
参考: 腹膜 - Wikipedia

主な機能

  • 臓器保護作用
  • 吸収能: 液を吸収
  • 滲出(しんしゅつ)と濾出(ろしゅつ)機能。
    参考: 腹水 - Wikipedia
  • 癒着能: ものを修復するため癒着する。
  • 知覚能: 痛みを感知する。


腎臓

血液を濾過して尿を生成する。
参考: 腎臓 - Wikipedia

腎動脈から送られてきた血液は腎小体(じんしょうたい)で濾過され原尿となる。
原尿は細尿管を通る際に99%再吸収される。

腎小体は糸球体(しきゅうたい)とボーマン嚢(のう)で構成されている。
毛細血管の塊が糸球体。
糸球体は損傷しても再生しないため、損傷した場合は人工透析が必要となる。

赤血球の分泌を促すホルモンなどを分泌する内分泌機能もある。

ネコ科の動物は腎臓で死んだ細胞を除去する仕組みは存在するが、遺伝的な問題で機能していないため、5歳ごろから腎臓病になり、最終的に尿毒症で死に至る。
参考: ネコと腎臓病とAIM研究 | 2020年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院


膀胱

腎臓から送られてくる尿を一時的に溜める袋状の器官。
参考: 膀胱 - Wikipedia

  • 膀胱内括約筋: 自律神経(不随意)。
  • 膀胱外括約筋: 随意神経(自分の意志で動かせる)

括約筋(かつやくきん)は輪状の筋肉。
括る文字示すようにバルブの役割をする。


女性生殖器/卵巣

女性ホルモンや卵子を作り出す左右一対の臓器。
参考: 卵巣 - Wikipedia
参考: 子宮 - Wikipedia

  • 卵胞(らんほう)ホルモン/エストロゲン: 子宮内膜増幅期に分泌。
    女性ホルモンと呼ばれる。
    参考: エストロゲン - Wikipedia
  • 黄体(おうたい)ホルモン/プロゲステロン: 子宮内膜分泌期に分泌。
    乳腺の発達や妊娠の維持などに関わる。
    参考: プロゲステロン - Wikipedia


男性生殖器/精巣

精子を産生する器官。睾丸とも呼ばれる。
参考: 精巣 - Wikipedia

  • テストステロン:男性ホルモンの一種。
    筋肉や骨量の増加、体毛の成長などの二次性徴を促進する。
    参考: テストステロン - Wikipedia


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