内分泌、栄養及び代謝疾患1・2

診療情報管理士の勉強をしているときの覚書。


内分泌とは?

細胞が放出する化学伝達物質を血管内へ放出すること。
内分泌の「内」とは血管の事。
参考: 内分泌学 - Wikipedia


ホルモンとは?

内分泌腺から分泌され、血液を通して体内を循環し、標的臓器でその効果を発揮する生理活性物質。
標的臓器からフィードバックを受けてホルモン量を調節する機能がある。
参考: ホルモン - Wikipedia


甲状腺障害

甲状腺機能

全身の細胞に作用して細胞の代謝率を上昇させる甲状腺ホルモンを分泌する。
参考: 甲状腺ホルモン - Wikipedia

脳の下垂体から分泌するのは甲状腺刺激ホルモン。


甲状腺機能低下症

甲状腺ホルモンの分泌量が不十分となる疾患。
全身の活動が低下し無力感を持ったり低体温になる。
女性に多い。
参考: 甲状腺機能低下症 - Wikipedia

橋本病は、甲状腺における自己免疫疾患(甲状腺を異物と認識して攻撃してしまう)。
甲状腺が慢性的に破壊される。
女性に多い(男性の10倍から20倍)。


甲状腺機能亢進症

甲状腺ホルモンの分泌量が過剰になる疾患。
治療をせずに長期間放置していると骨粗鬆症の原因となることもある。
性格に驚くほどの変化をきたすことが多い。
参考: 甲状腺機能亢進症 - Wikipedia

甲状腺機能亢進症の原因として多いのはバセドウ病である。


バセドウ病

自己免疫疾患の一つ。
機能亢進によって甲状腺ホルモンが必要以上に産生されるため、肉体及び精神に様々な影響を及ぼす。
甲状腺腫大、眼球突出、頻脈
参考: バセドウ病 - Wikipedia



糖尿病

インスリン作用不足によって血糖値の上昇をきたす疾患。
血糖値を下げるホルモンはインスリンのみ。
参考: 糖尿病 - Wikipedia

1型、2型の糖尿病は、その原因が完全に明らかにはなっていない。


1型糖尿病

1型糖尿病は、膵臓のβ細胞の破壊によるインスリンの欠乏を成因とする糖尿病。
1型糖尿病は生活習慣とは無関係。
参考: 1型糖尿病 - Wikipedia


2型糖尿病

インスリン分泌低下と感受性低下の二つを原因とする糖尿病。
1番の原因は不摂生な食生活や食べすぎ。
糖尿病の約90%が2型糖尿病。
参考: 2型糖尿病 - Wikipedia


糖尿病慢性期合併症

糖尿病慢性期合併症とは、糖尿病に罹患してから数年を経て発症する合併症の総称である。
参考: 糖尿病慢性期合併症 - Wikipedia

糖尿病の三大合併症

  • 糖尿病性神経障害: 末梢神経障害と自律神経障害。
  • 糖尿病性網膜症: 白内障、緑内障をはじめとする眼科疾患の原因。
  • 糖尿病性腎症: 徐々に体がむくむネフローゼ症候群という病態になり腎不全となり、治療をしなければ死にいたる病気。人口透析が必要。



糖尿病の治療

糖尿病の治療は分類、または重症度(進行度)によって異なる。
参考: 糖尿病 - Wikipedia

  • 食事療法: エネルギー制限
  • 運動療法: カロリー消費
  • 薬物療法: インスリン治療


低血糖症

血糖値が低くなっている状態。
主に糖尿病を薬で治療されている人に高い頻度でみられる緊急の状態。
発汗(冷や汗)、動悸、手の震えなどの症状。
参考: 低血糖症 - Wikipedia



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