悪性新生物7・8
診療情報管理士の勉強をしているときの覚書。
脳腫瘍
頭蓋内組織に発生する腫瘍。
脳腫瘍は脳細胞だけでなく、硬膜、クモ膜、頭蓋内の血管や末梢神経、その他の頭蓋内に存在するあらゆる組織から発生する。
参考: 脳腫瘍 - Wikipedia
頭蓋内圧亢進(頭蓋骨内部の圧力の上昇)症状すなわち、頭痛、吐き気、嘔吐などを起こす。
肺癌、乳癌からの転移が多い。
甲状腺癌
甲状腺(頚部前面に位置する内分泌器官)の組織から発生する癌。
甲状腺癌の90%が乳頭癌。
女性に多い。
参考: 甲状腺癌 - Wikipedia
放射線被爆は甲状腺癌のリスクが上昇することが判明している。
リンパ
毛細血管から浸出した一般にアルカリ性の黄色の漿液性の液体。
血漿成分から成る。
リンパ液とも呼ばれる。
参考: リンパ - Wikipedia
悪性リンパ腫
血液のがんで、リンパ系組織から発生する悪性腫瘍。
悪性リンパ腫は、単一ではなく多様な病型のリンパ系組織のがんの総称。
リンパ腫には「良性」はないため、必ず「悪性」ということになる。
参考: 悪性リンパ腫 - Wikipedia
リンパ腫は全身に発生するというその性質上、治療を行ってもがん細胞が完全に消えたことを証明することはできない。
白血病
遺伝子変異を起こした造血細胞が骨髄で無限に増殖して正常な造血を阻害し、多くは骨髄のみにとどまらず血液中にも白血病細胞があふれ出てくる血液疾患。
参考: 白血病 - Wikipedia
- 悪性リンパ腫: 白血球の一種であるリンパ球のがん
- 白血病: 血液細胞の異常増殖によるがん
両者とも「血液のがん」。
良性腫瘍
良性腫瘍細胞は自律的な増殖をするものの、発生した場所で増殖するのみであり、栄養血管の不足などそれ以上の増殖を許さない環境が生じた時点で増殖を停止する。
参考: 良性腫瘍 - Wikipedia
良性腫瘍の診断は必ずしも臨床的な予後が良好であることを意味しない。
例えば大腸ポリープは概ね良性であるが、数センチを超えるとかなりの確率で腺癌細胞が現れ大腸癌化することが知られている。
褐色細胞腫
カテコールアミン(多くの神経伝達物質等の基本骨格)産生腫瘍。
90%が良性。90%が副腎原発。
カテコールアミンが産生され、過剰になることで各種症状が発症する。
参考: 褐色細胞腫 - Wikipedia