悪性新生物5・6
診療情報管理士の勉強をしているときの覚書。
骨腫瘍
骨組織に発生する腫瘍であり、原発性腫瘍と転移性腫瘍に分けられる。
殆どの場合、長管骨の骨幹端に発生する。
参考: 骨腫瘍 - Wikipedia
乳癌、肺癌、前立腺癌が骨に転移しやすい。
悪性黒色腫
皮膚、眼窩内組織、口腔粘膜上皮などに発生するメラノサイト由来の悪性腫瘍。
いわゆる「ほくろ」が癌化。
通常のほくろが長期的な刺激などにより悪性化するとの説は否定されている。
参考: 悪性黒色腫 - Wikipedia
中皮腫
中皮細胞由来(胸膜、腹膜、心膜)の腫瘍の総称。
多くの場合、石綿(アスベスト)曝露(ばくろ)が原因とされている。
参考: 中皮腫 - Wikipedia
乳癌
乳腺内の乳管および乳腺小葉の上皮由来の悪性腫瘍。
日本では乳癌が増加傾向。
一般男性の場合は女性の約1/100の頻度で発生する。
I期なら90%の生存率が期待でき、早期発見が極めて重要。
参考: 乳癌 - Wikipedia
全乳癌の約5~10%が遺伝性。
子宮癌
子宮頚癌と子宮体癌を総称したもの。
参考: 子宮癌 - Wikipedia
子宮頚癌
子宮の出口より発生する癌。
発生頻度は発展途上国ほど高い。
発症は20代から40代で高い。
主な原因に、性交によって感染するヒトパピローマウイルス (HPV)の感染。
参考: 子宮頸癌 - Wikipedia
子宮体癌
子宮内膜から生じる腺癌(分泌活動を行う組織の癌)。
子宮体癌が最も多く発生するのは更年期の後である。
子宮体癌患者の約 40% が肥満。
参考: 子宮体癌 - Wikipedia
子宮体癌の一番有数な治療法は子宮、卵管、そして卵巣の摘出。
子宮肉腫
平滑筋や結合組織に生じる悪性腫瘍。
肉腫は骨、筋肉、血管など外界と接していない体内の間質細胞に由来する悪性腫瘍。
参考: 子宮肉腫 - Wikipedia
卵巣癌
卵巣には細胞分裂が盛んな様々な細胞が存在するため多種類の腫瘍が存在する。
卵巣がんは発見が難しいがんとして知られており、特徴的な自覚症状は乏しい。
参考: 卵巣腫瘍 - Wikipedia
前立腺癌
前立腺に発生する癌。
日本において45歳以下での罹患は家族性以外はまれで、50歳以降に発症する場合が多い。
80歳以上においては、実に半数以上の日本人男性が潜在性の前立腺癌を有するとされる。
参考: 前立腺癌 - Wikipedia
腎細胞癌
腎臓に発生する悪性腫瘍。
尿細管上皮細胞ががん化したもの。
40歳以降、特に60代から70代にかけて好発する。
参考: 腎細胞癌 - Wikipedia
膀胱癌
膀胱から発生する上皮性悪性腫瘍。
発生率は男性が女性の3倍多い。
70歳代での発症が多く、50歳以下の若年発症はまれ。
非喫煙者でコーヒー、カフェイン摂取量が高いほどリスクが高くなる。
参考: 膀胱癌 - Wikipedia